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Kobby loves 埼玉&レッズ

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初の二桁得点(ジョシュア・ケネディ)

2010-09-07 19:16:07 | 他チーム
今日は日本代表のグアテマラ戦ですが、例によって平日夜の試合の即日更新は勘弁していただき、今日は穴埋めネタで失礼します。名古屋のケネディ選手の経歴を調べていたとき、豪州代表で2006年、2010年とW杯に連続出場しているのだからすごい選手に違いないと思われる方が多いと思います。

事実、日本に来る外国人選手で、ケネディのように来日前のキャリアを知っている選手はまれです。ケネディが名古屋に入るときは本物のポストプレイヤーが26歳という全盛期に日本で見られるという事実は嬉しかったくらいです。

しかし、そのキャリアを調べると、なんと一部リーグでの二桁得点は今年の名古屋が初めてと、あまり点を取る選手ではなかったのです。ドイツW杯当時は2部リーグを転々としていた無名選手ながら、その長身を買われ当時のヒディンク監督の抜擢で代表入りしました。

その後はブンデスリーガの一部でプレーできる選手にはなりましたが、名古屋の前に所属していたカールスルーエでは13試合無得点の不振でクラブではスタメンを外され、カールスルーエも2部に降格したので、ケネディがこのままドイツに残ったら所属チームは2部になるという判断からのJリーグ入りでしょう。

私も、豪州代表で3度見たケネディのプレーの印象はアシスト型のFWというものでした。脇役になることを嫌がらないのは、戦術に凝るタイプの監督が多いJリーグには向いていますが、得点王を争うような選手ではないという印象でした。

そのため、今年の得点ランキングで常にケネディがトップを走っているという事実には驚いています。日本に来てから、埼玉スタジアムで彼のプレーを見る限りでは足元があまりうまくありません。特にパスを出す側に回ると最悪で、つなぎでは役に立たない印象です。

それでも使われ、点を取るのは、JリーグのDFが、「わかっていてもやられてしまう」ヘディングがあるからです。今年の名古屋の3トップへの変更も追い風になり、ケネディは真ん中で待っている3トップの中央になり、自然と両サイドからクロスが回ってきます。パスは出さなくてもいいわけです。

頭でのゴールを中心とする選手の得点王は記憶にありませんが、ケネディという代表クラスが日本でプレーしている事実は、できるだけ見ておきたいという気分にはさせてくれます。中東に引き抜かれないよう、祈るばかりです。
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