Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

初代若乃花、逝く

2010-09-05 11:32:37 | 他スポーツ
先日、元横綱若乃花(初代)の花田勝治さんが亡くなられました。82歳でした。若乃花は体重107kgと軽量の体で横綱を張った方で、抜群の身体能力を誇っていました。当時はテレビは白黒だった時代ですが、その「呼び戻し」という豪快に相手をなぎ倒す技は、今でも相撲史の中で輝いています。

若乃花の活躍した時代は、昭和30年代ですから、私は生まれていません。リアルタイムでは知らない横綱ではありますが、優勝10回、栃若時代という一時代を築いた横綱ということはよく知られた事実です。

調べてみると、相撲では珍しい「引き分け」を4回も経験している力士でもあります。引き分けは相撲では、何番も続けて取り直しにならないといけないもので、最近の相撲界では見たことがありません。千代の山とは、合計で17分というとんでもない長時間の取り組みを演じたこともあります。

北海道で漁業をやっていた若乃花は、3年で関取になれなかったら故郷に帰るという、今でいえばかなり無理な約束をして入門していますが、実際は2年半で十両に昇進してそれを達成しています。序二段、三段目を優勝で通り抜けたこともスピード出世の要因でしょう。

親方としても、2横綱2大関を育て、弟の貴ノ花の初優勝のときに土俵上で優勝旗を手渡すことができました。また、理事長にもなり、定年で引退する場所に甥の貴花田(後の貴乃花)に賜杯を手渡すことができ、「夢のまた夢」と語っていました。

力士の平均寿命は一般に短いと言われていますが、若乃花の82歳は横綱として歴代二位の長寿でした。戦後の復興期を支えた、昭和の生き証人が、また一人去るのは寂しいですが、また若乃花のような力士が現れて欲しいと思います。
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想像以上の成長(9/4日本対パラグアイ)

2010-09-05 10:36:24 | ワールドサッカー
岡田監督時代、本田圭佑の1トップを試したときは、正直前線は個人技頼みのところがありました。それでも、その個人技で点を取ってしまえるあたりは、さすが本田圭佑でしたが、国際試合で安定した成績を残すためには、第二、第三の本田圭佑が出てこないと苦しいかなと思っていました。

その「第二の本田圭佑」に名乗りを挙げたのは、ドイツのドルトムントで活躍する香川真司選手です。香川の場合、日本でのキャリアの大半がJ2のC大阪だったため、どういう成長曲線を描いたかわからないのが残念ですが、昨年にMFながらJ2得点王に輝く活躍で、ドイツでも有数の強豪からオファーをもらうまでになりました。

そう簡単には試合に出られないだろうという、日本人の多くの想像を覆し、開幕戦から試合に出場している香川の成長は、この試合で誰もが知るところになりました。ボールが足元に落ち着くし、個人技で相手を抜くこともできます。点の取れるMFという売り物も、この日唯一の得点となった中村憲剛のスルーパスを受けたゴールで証明されました。

パラグアイも強かったです。あまりSBを上げてくるチームではなく、手堅く4バックを下げて守るチームでしたが、ゴール前のアイディアが多彩で、右FWのサンタクルス、中央のバリオスあたりはお互いを使って点を取ろうとしてきました。失点を防げたのは、川島の成長もあったと思います。

また、長友も一ランク上の選手になった印象で、もともと身体能力は高かったですが、その使う場面を決定的な場面に絞り、パラグアイ相手に決定的なクロスを入れていました。守備に戻るスピードも速く、初めて日本人のSBで世界に通用する選手になれる可能性を感じました。

これはスタンドで見ていたザッケローニも、いい選手はいるではないかと喜んだ可能性が高いでしょう。ザッケローニの場合、年齢的には日本代表監督が最後の大勝負になる可能性が高いのも好都合で、変に名門チームからのオファーを欲しがって最初の2年でやめてしまうより、じっくりとチームを作り上げる方が、日本代表にとってはいいと思います。
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