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Kobby loves 埼玉&レッズ

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新潟戦マニアック分析

2010-09-27 19:16:32 | 浦和レッズ
このゲームのポイントはスピラノビッチの負傷交代の穴を浦和がどう埋めるかでしたが、アップなしで出場した坪井が必死のプレーを見せて、大島のポストプレーを最少限度で切り抜けました。スピラノビッチなら完封も期待できましたが、170cm台の坪井ならあそこまでやってくれれば十分でしょう。

また、田中達也のスタメン復帰で、2列目の置き方も注目点でした。普段ならポンテをトップ下に置き、サイドハーフに田中達也を置くのですが、新潟戦はポンテが右サイドハーフ、田中達也がトップ下でした。

この起用は負傷明けの田中達也のコンディションに配慮した可能性が高いです。昨年は相手のSBのオーバーラップに対して、ポンテの守備力の不足を考えて、ボランチがついていましたが、今年はサイドハーフがついています。

ポンテの裏のスペースはどうするのかと思っていましたが、ポンテの最近の好調を考えて、ポンテ自身を守備に帰らせていました。なんだ、ポンテも結構守れるんだと驚いていましたが、足がつって途中交代したところを見る限りでは、多少無理をしたのかもしれません。

この起用で、前だけ向いていいことになった田中達也の動きも良かったです。基本的に瞬間的な切れで勝負する選手なので、新潟が両SBに攻撃的な選手を置いてCBに積極的に仕掛けられることもあって持ち味が出ました。ゴールもアシストもないですが、田中達也にボールが入れば何かしてくれるという威圧感はあったと思います。

また、サヌに代えて岡本を入れた交代ですが、これは守備を考えた交代です。浦和のサヌの左サイドと新潟の西の右サイドは両者とも攻撃的で「打ち合い」のサイド攻撃になっていて、どちらが先に破れるかという危ないバランスのもとでの勝負が行われていました。そのため、ここに守備に強い平川を置いて慎重に逃げ切ろうとするフィンケ監督の判断で行われた交代でしょう。

それでも、途中出場とはいえ、逃げ切りの場面で右SBに投入された岡本は、どうやら前節の動きでベンチの信頼をつかんだものと思われます。前節はほとんどの動きが守備でしたが、少し余裕ができたのか、タイミングを見て上がってくる場面も見られました。エスクデロのゴールのアシストも、自分でパスを出した後、もう一度ゴール前に入っていく積極性は、フィンケ監督の信頼をさらに確かなものにしたでしょう。
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