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長友インテル入り

2011-02-03 19:07:33 | ワールドサッカー
南アフリカW杯の頃から「欧州で通用するなら内田より長友だろう」と、W杯でエトー(カメルーン)やエリア(オランダ)などスピード系のウイングを抑えた実績からそう思っていました。しかし、それから一年も経たないうちに、イタリア3強の一角のインテル入団を実現したのには驚いています。

体脂肪率を3パーセントにキープするストイックさに加えて、右でも左でもプレーできる柔軟性を持ち、課題だったクロスの精度もアジアカップで見る限り、かなり向上しています。本人も「世界最高のSBになりたい」と意欲的で、いつかはビッグクラブでプレーできる選手だと思っていました。

そんな長友は意外にも遅咲きの選手でした。東福岡高校から明治大学に入学していますが、大学2年まではレギュラーではありませんでした。3年のときにFC東京の強化指定選手になり、五輪予選の消化試合になったマレーシア戦でその身体能力を全国にアピールします。

大学4年のときにFC東京とプロ契約してからは、長友がボールを持つとその高い身体能力からのオーバーラップを期待してスタンドが沸くほどの選手になり、代表入りも必然になりました。代表では中村俊輔から「これからのサッカーはSBにもゲームメークのセンスが要る」と教えられ、それを瞬く間に吸収して代表から外されない選手になります。

岡田監督のサッカーはサイドハーフがボールをキープするサッカーが多かったですが、本当はSBにキープさせるサッカーが理想だったようで、会心の勝利だったときは内田と長友がボールを持って、シュートを浴びせています。

長友のチェゼーナ時代の映像はたまに見ましたが、セリエAの下位チームは相手を分析していいところを消すスタイルが多かったため、長友が目立つのはその戻りの早さでした。ピッチの反対側で、全力疾走している選手がいるなと思うと長友でした。そのため、長友がインテルの目に留まったのはアジアカップの活躍だと推測できます。

アジアの強豪相手に、何度でもオーバーラップを繰り返せる体力と、瞬間的に相手を抜ける身体能力、アシストも決めたクロスと、上背以外全て兼ね備えた長友は、ヨーロッパのスカウトにも驚かれるものがあったのでしょう。しかし、もちろんここがゴールではなく、インテルで中心選手になって初めてワールドクラスになった証明になります。それは意外と早く実現するのではと、期待しています。
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