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Kobby loves 埼玉&レッズ

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相撲界の人間関係

2011-02-09 18:50:11 | 他スポーツ
今、相撲界で八百長問題が話題になっていますが、私は八百長はないと思っていました。力士の演技力の下手さを巡業の取り組みで知っているので、本場所でそんな下手な演技をすることはないと思っていたからです。しかし、実際に八百長を認めた力士がいた以上、これは事実なのでしょう。

ただ、相撲界の人間関係は、本場所で対戦することのない同じ部屋の力士はもちろんですが、対戦相手になる違う部屋の力士とも想像以上に濃い関係があります。まずは巡業があります。これは違う部屋の力士とまとめて稽古をする機会ですが、単に稽古をするだけではなく、一緒に出かけたり食事を共にしたりします。

元大関の小錦が言っていたのですが、相撲の対戦相手は毎日顔を合わせる知り合いなので、気持ちを何とか奮い立たせないといけないという話です。実際、支度部屋で隣に座って世間話をしていた力士が、明日は対戦相手と言われると気持ちの切り替えが大変でしょう。

これだけ濃い人間関係の中で生活している力士ですから、相手が7勝7敗で千秋楽を迎えて、自分が既に勝ち越しを決めていたら助けてあげたいという気持ちが出てくる可能性はあり得ないとは言えません。

金銭が絡む八百長はしたことのない力士でも、7勝7敗のときに助けてもらったことまで八百長の中に含めれば、生涯一度も八百長と無関係という力士はいないかもしれません。確かに7勝7敗の力士は千秋楽で勝つ確率が高いなど、怪しい面は以前からありました。

ただ、今回は野球賭博の不祥事の直後だっただけに、今度不祥事をやったら相撲界は存続の危機になるだろうというタイミングの悪さもありました。ただ、力士の名誉のために弁護しておくと、初日から八百長をする力士はいません。

だいたい、6番か7番は自力で勝てる実力のある十両力士が、最後の1、2番を金銭に頼る八百長です。もちろん、これでも十分悪いことですが、八百長によって実力のない力士が十両や幕内に上がってくる訳ではないことだけは間違いないと思っています。

確かに、今回の不祥事は相撲界に大きな汚点を残しました。ただ、日本には私も含め、相撲が見たくてたまらないファンはたくさんいます。大きなナタは振るわれるでしょうが、再び本場所が開催できる日はきっと来ると信じています。
コメント (2)
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