これまでのPSM2試合を見る限り、ペトロビッチ監督の采配は基本型があってそこに選手をはめ込んでいくスタイルのようです。残念ながら、ペトロビッチは昨年はイングランドでコーチをやっていたので、今の浦和を見たのは監督就任が決まってからです。
ギドのときは前の年に浦和とアドバイザー契約を結んでいたので、試合も見ていましたし、主力選手の特徴も把握していたでしょう。そのため、ギドは開幕戦から「そのときに出場可能な選手の中でベストのサッカーをする」という自らの特徴を発揮できました。
しかし、ペトロビッチにとってはマゾーラのように特徴のわからない選手もいますから、開幕の時点ではまだ十分にチームを掌握し切れていないような采配ミスが出る恐れはあります。そういう事情があるから、形を決めて選手をはめ込む無難なアプローチで来たのでしょう。
布陣だけ見ると、昨年のフィンケ時代の4-2-3-1をそのまま引き継いだように見えますが、フィンケのサッカーはサイドに人数を掛けて数的優位を作るサッカーでした。今回のペトロビッチサッカーはサイドのウイングプレーヤーの権限が拡大されていて、ドリブルで抜くのも自らシュートを打つのもありです。
フィンケ時代は不得意にしていたサイドチェンジにも挑戦しており、ウイングプレーヤーがスペースを狙って走るプレーから何度か試しています。永田あたりはそういうロングボールは得意らしいので、DFラインから少ないパスで点を取る形も出るかもしれません。
不安な点はやはり最終ラインとボランチです。永田とスピラノビッチの合流がアジア杯の都合で遅れたので、セットプレーの守備は熟成不足を見せる恐れがあります。また、ボランチも本来ならば前のポジションが向いている柏木をレギュラーのボランチとして計算せざるを得ないのは苦しいです。
ましてや、ペトロビッチが試したマルシオ・リシャルデスの急造ボランチなどは論外で、ビハインドの残り5分でもない限りやってはいけないと思います。レギュラーを奪回した鈴木啓太が、以前の好調時を思い出して欲しいと思います。
ギドのときは前の年に浦和とアドバイザー契約を結んでいたので、試合も見ていましたし、主力選手の特徴も把握していたでしょう。そのため、ギドは開幕戦から「そのときに出場可能な選手の中でベストのサッカーをする」という自らの特徴を発揮できました。
しかし、ペトロビッチにとってはマゾーラのように特徴のわからない選手もいますから、開幕の時点ではまだ十分にチームを掌握し切れていないような采配ミスが出る恐れはあります。そういう事情があるから、形を決めて選手をはめ込む無難なアプローチで来たのでしょう。
布陣だけ見ると、昨年のフィンケ時代の4-2-3-1をそのまま引き継いだように見えますが、フィンケのサッカーはサイドに人数を掛けて数的優位を作るサッカーでした。今回のペトロビッチサッカーはサイドのウイングプレーヤーの権限が拡大されていて、ドリブルで抜くのも自らシュートを打つのもありです。
フィンケ時代は不得意にしていたサイドチェンジにも挑戦しており、ウイングプレーヤーがスペースを狙って走るプレーから何度か試しています。永田あたりはそういうロングボールは得意らしいので、DFラインから少ないパスで点を取る形も出るかもしれません。
不安な点はやはり最終ラインとボランチです。永田とスピラノビッチの合流がアジア杯の都合で遅れたので、セットプレーの守備は熟成不足を見せる恐れがあります。また、ボランチも本来ならば前のポジションが向いている柏木をレギュラーのボランチとして計算せざるを得ないのは苦しいです。
ましてや、ペトロビッチが試したマルシオ・リシャルデスの急造ボランチなどは論外で、ビハインドの残り5分でもない限りやってはいけないと思います。レギュラーを奪回した鈴木啓太が、以前の好調時を思い出して欲しいと思います。