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長友を巡るポジション争い

2011-02-22 18:39:20 | ワールドサッカー
セリエAのインテルに移籍した長友佑都選手ですが、途中出場からスタートしたものの少しずつ出番を増やして、今のところ順調に見えます。しかし、今週末の試合で、ライバルの左SBキブが4試合の出場停止が明けて戻ってきます。

それでも長友がスタメンを死守できれば、相当レオナルド監督が気に入ったことになりますが、長友とキブはタイプ的に全く異なる左SBなので、相手関係やゲームプランによってこの二人は当面使い分けると予想しています。

まず、キブがどういう選手かということから説明すると、ルーマニア代表でも前所属のローマでもCBと、本職の左SBではありません。キブを左SBにコンバートしたのは、現在指揮を執るレオナルド監督ではなく、現Rマドリード監督のモウリーニョがインテルの指揮を執っていた昨年の欧州CL決勝でも左SBに入っていました。

多分、インテルというチームが右SBのブラジル代表マイコンの攻撃参加を武器にするチームなので、手堅い采配を好むモウリーニョが左には守備的なタイプを置こうとした起用だと思います。ただ、セリエAには最初から強気に攻めて確実に勝ち点3を取りたい相手もあるでしょう。

こういう格下相手なら、攻撃的な長友をスタメンで出して最初から両サイドをえぐる手で来るかもしれません。また、たとえキブがスタメンでも、ビハインドの試合展開なら途中から長友を出すオプションもあります。

長友にとっては、まずはオプションの一つになることが必要だったので、ここまでの使われ方を見る限りでは第一段階はクリアしたように思えます。ただ、キブの他にも、ベテランのサネッティも左SBができます。サネッティは本職はボランチの選手ですが、長年アルゼンチン代表に入っていた実力者なので、新参者の長友にそう簡単にはポジションは渡さないという思いはあるでしょう。

今マンチェスターUにいる朴智星も最初は守備的なオプションとしての出番でしたから、長友もオプションになったことで、本人が目指すワールドクラスの左SBを狙うスタート地点には立ったでしょう。これからどこまで伸びるか、楽しみにしています。
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