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鳥栖戦の課題

2011-02-14 19:04:59 | 浦和レッズ
まず、相手の鳥栖は北京五輪代表の長身FWの豊田がいるチームでした。もし、この相手に勝負にこだわるなら、長身の永田かスピラノビッチを出して豊田を消しに行くところです。しかし、今回のペトロ采配はあえて上背のない山田暢久と坪井のCBで来ました。永田やスピラノビッチがアジア杯で疲労していた事情はあったにせよ、あえて苦手な役割を与えたのはペトロの課した一つの試練でした。

しかし、その試練に山田暢久も坪井も合格点を得ることができませんでした。山田暢久は相手の先制点のCKの場面で、マンツーマンでついていたはずの豊田にあっさり振り切られ、フリーでヘディングシュートを打たれています。CKの守備は、それ以外の場面でも山岸のファインセーブに救ってもらったりと、弱さを露呈しています。

セットプレーの守備は昨年の浦和も苦手にしていたものですが、早く永田とスピラノビッチを入れて練習しておかないと、今年もセットプレーは打つ手なしという事態に陥るかもしれません。また、坪井もスペースを埋める動きに課題があり、相手FWの動きに引き出されたり、相手の2点目の場面では18番を完全にフリーにしています。

もっとも、人につくタイプのスピラノビッチが入って、坪井はカバーリングに徹すると決まると見違えるように最終ラインが落ち着いたので、この形は使えそうな感触はあります。

また、課題は攻撃陣にもありました。原口は確かに頑張ってはいましたが、相手が何人もいるところに無理に仕掛けていく無謀なプレーもありました。状況に応じて簡単にはたくべきところと使い分けないと、ライバルはエスクデロ、マゾーラ、原などたくさんいますから、このままでは開幕スタメンは厳しいかもしれません。

また、エジミウソンのコンディションの悪さも気になるところです。エジミウソンの場合、ある程度は信じて待つ必要のある選手ではありますが、なかなか味方のクロスに得意の点で合わせる形が出ず、今回は負けていたから仕方ないとしても、少なくとも90分を保障するような出来には見えませんでした。今はマゾーラも原もいますから、悪ければ替えるぞと、ベンチからプレッシャーを掛ける必要はあるかもしれません。

鳥栖は確かに浦和にボールを支配されましたが、しっかり引くべきところは引いて無理をせず、優位に立っているセットプレーに勝負を賭けるあたり、なかなかいいチームに仕上がっていると思います。J2得点ランキング3位の豊田が残留して、今季は本気でJ1を狙っているらしく楽しみではあります。
コメント
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