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アンフィールド(リバプール)

2011-02-23 20:32:08 | ワールドサッカー
もう10年以上も行っていない海外サッカー巡りの旅ですが、今回はイングランドのリバプールの本拠地、アンフィールドをネタにします。先日フィオレンティーナの本拠地が1920年代にできたスタジアムと言いましたが、アンフィールドはもっと古く、19世紀からあります。

レンガで巡らされた外壁に当時としては画期的な屋根付きのサッカー専用スタジアムと、雰囲気も十分で、こんなスタジアムが日本にも欲しいというのが当時の感想でした。オーロラビジョンがないという欠点もありましたが。

リバプールのオフィシャルショップがホーム側のゴール裏スタンドの下にあり、ここでレプリカを調達してイングランドで「REDS」と呼ばれているリバプールを応援する予定でしたが、ツアー会社の手配したチケットがなんとアウェイ側のゴール裏最前列で、選手との距離が近い感動はありましたが、リバプールの赤色が見えないように黒のジャンパーのチャックを目一杯上げて見ざるを得なかったので、暑さに苦しみました。

当時リバプールにはイングランド代表でワンダーボーイと呼ばれていたオーウェンがいましたが、この試合は負傷欠場で、今のキャプテンのジェラードが当時18歳で出場していたのは今考えると貴重な経験ですが、試合が中位同士の消化試合だったことと、対戦相手のトットナムが退場者を出したので、試合のおもしろさとしては今一つでした。

しかし、イングランドのサッカーと言えばフーリガンの乱闘に苦しんだ過去があります。後の話ですが、2002年W杯のときもイングランドが試合をする会場はフーリガンを恐れ、「フーリガン保険」というものがヒットしたほどです。しかし、フーリガンはそれを生む土壌があるからと、イングランドのFAは観客席を全席指定席にして、チケットの価格を上げました。

また、アンフィールドでは、入り口が一人ずつしか通れない極端に狭い構造になっており、中から係員がフーリガンのブラックリストに載っている人はいないか、一人一人チェックしていました。その結果、フィールドと観客席を隔てていた金網は撤去され、最前列だった私は2002年のW杯でイングランド代表として来日するCB、ソル・キャンベル(当時トットナム)の肉弾戦を間近で見ることができました。

大人だけの怖い場所を、老若男女だれでも楽しめる空間にしようと、改革に乗り出した結果の今のプレミアリーグです。サッカーは楽しいですが、食べ物はまずいので、旅行を考えていらっしゃる方は要注意ですが。
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