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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

スピードスター(エメルソン)

2011-02-12 16:00:52 | 浦和レッズ
今日は冷たい雨の降る一日で、雪の可能性もあったというだけに、どこも出かけず家でJリーグの日程表とにらめっこして、行けそうな範囲にどれだけ試合があるか調べていました。今はJリーグのチーム数も増え、現時点で未定の女子の試合を含めると、物理的には相当の試合数に行けるのですが、体調が悪いことがあるのでもちろん手帳に書いた日程の試合全部に行くことは不可能です。

オフネタなので昔話で、浦和が強くなっていく過程をエースストライカーとして牽引したFW、エメルソンの思い出です。エメルソンは18歳(もっとも詐称していたので実際は21歳だったそうです)で札幌に加入し、驚異的なスピードで当時のJ2では無敵の存在でした。

その後川崎Fを経て、2001年の後半に浦和に加入します。もっとも、札幌時代に指導した岡田監督の話によれば、サンパウロFCから「あまりにもわがままで手に負えないからお前のところで指導してくれ」と言われたらしく、札幌時代も練習に遅刻して全員の前で謝罪させて試合に出したこともあったと聞いています。

そんなエメルソンは、浦和でも当たり前のようにゴールを決めます。腕を骨折していながら試合に出場して点を取ってくれたこともあります。ちょうど自分が病気で体調が悪かった時期とエメルソンが活躍した時期が同じなので、エメルソンのプレーはそんなに印象に残っていないのが残念ですが、相手DFにスピード勝負を挑めば大抵勝てるFWでした。

エメルソンと聞いて思い出すのは、遅刻の常習犯だったことです。一旦ブラジルに帰国すると、チーム始動に間に合わないのはいつものことで、浦和の関係者がブラジルに渡って探すなどという、幼稚な行動も見られました。そんなエメルソンは、2002年のオールスターで、当時東京Vのエジムンドと息の合ったプレーを見せます。

これならエジムンドを東京Vから引き抜けばいいコンビが見られるだろうと、実際に呼んだ2003年ですが、エジムンドがチームになじめず退団し、このコンビは結局1試合だけに終わります。もっとも、エジムンドの退団で空いた穴を埋めたのが、今ブンデスリーガで活躍する長谷部なので、誰にどういう運が回ってくるかはわからないものです。

田中達也もエメルソンの影響を受けた一人でした。エメルソンが退団してカタール移籍が発表されたときに話していましたが、枠が見えたら素早く打つことはエメルソンに刺激を受けたと言っていました。エメルソンは今は中東とブラジルを移籍で行き来しているらしく、まだ現役なのは確かですが、どこに在籍しているか正確な情報はわかりません。年齢詐称がばれたので、実際は既に30歳を超えていますが、思い出は美しいままにしておいた方がいいかもしれません。
コメント (2)
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