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球際を行かねばならぬ(10/29浦和対鹿島)

2011-10-30 16:01:30 | 浦和レッズ
両チームの力関係を考えたら、鹿島が押し気味に試合を運び、浦和は梅崎や原口が少ないチャンスに賭けるという展開は予想していました。ただ、鹿島は右SBに新井場を起用して、原口を消しにきたのは意外でした。そういう両チーム慎重に入る試合は、審判のカードが試合を動かすことはあります。

浦和は山田直輝という攻守をつなぐ重要な選手が退場になったのは本当に残念です。1枚目をもらってわずか2分後の2枚目だったのは注意が足りない気もしますが、山田直輝という選手が上背が足りないハンデを運動量でカバーしている選手ですから、球際は激しく行かねばならぬという思いはあると思います。

ただ、浦和の敗因はこの退場そのものではなく、その後の策の立て方でした。山田直輝を失って4-1-4-1ができなくなった浦和は、柏木を一列下げて4-2-2-1で守りを固めました。ベンチ入りメンバーに攻撃的な選手をあまり入れていなかった浦和にとって、最も使える駒の高橋峻希を誰に替えて入れるかは注目でしたが、梅崎との交代だったのは驚きました。

梅崎を下げてしまったことで、浦和の意識が守備に向かい、エスクデロや原口の単独ドリブルしか攻め手がなくなってしまいました。鹿島はその浦和の守備的布陣を見て、田代やフェリペガブリエルという攻撃的な選手で浦和を崩しにきました。

野沢がGKと1対1になる大ピンチは加藤が止め、耐えているうちに相手にも退場者が出て、数は同じになりました。しかし、梅崎を下げていて、前線で連動した攻撃ができていなかった浦和は、相手が新井場、中田浩二のCBに右SBに柴崎、左SBにフェリペガブリエルという、かなり弱そうな急造最終ラインにもかかわらず、攻め切ることができませんでした。

結果は延長戦の末の敗戦なので、映像を見ていない方には惜敗のように思えるかもしれませんが、実際は鹿島は連動した攻撃ができていましたが、浦和は単騎攻撃が頼りだった完敗です。それでも、明日マニアック分析で書きますが、得たものもあった試合ではありました。あの鹿島相手に、自由にはやらせなかったということは誇ってもいいと思います。
コメント
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