だいぶ前に、東急ハンズで「電気湯たんぽ」を買ったという話題を書いたことがあるのですが(10月28日ブログ http://bit.ly/2eD0kE1)、結構重宝して使っています。
熱湯を入れるわけではないので暑すぎることはなく、優しい感じの暖かさですが、冷えてくるとコンセントをさすだけで簡単に温まるので、いちいち熱湯を沸かすような手間がいらなくて便利です。
私は部屋の中にいても足が冷たくなるほうなのですが、これを足元に置いて温めると下半身が温まって良い感じですし、夜寝るときに布団に入れるとすぐに体が温まります。
体は冷えるよりは温めている方がなんとなく良いのだろう、と思っていたところ今月号の致知の健康の紙面で「『湯たんぽ』で病気にならない体をつくる」という記事がありました。
記事を書いたのは、青山・まだらめクリニック院長で自律神経免疫治療研究所所長の班目健夫さん。
班目先生の病院では西洋医学と東洋医学の両方の優れた面を総合的に取り入れた治療を行っていて、訪れる患者さんの症状は、慢性的な頭痛や肩こり、膝や腰の痛み、下痢や便秘、高血圧、さらにはうつ病、ガンまでさまざま。
そしてそれらの患者さんたちに共通しているのが、"血液の滞り"で、その原因が「体の冷え」。こちらの病院で体を温めて血流をよくする治療法を施すと、西洋医学では歯が立たなかった症状がどんどん改善していくのだそう。
この冷えを解消するために班目先生が発見し、推奨してきたのが「湯たんぽ」を活用した健康法というわけです。
◆
具体的な湯たんぽ健康法は
①ペットボトルなどではなく、市販の湯たんぽを使う
→ペットボトルなどは破損の恐れがあるので使わない方が良い。
②一日中体を温める
→夜寝るときだけでなく、起きている間に使うのが良い。絶えず外から熱を加え続けることで冷えずに済む。
→特に冷え性の人はできるだけ長時間にわたって体を温めるよう心掛けるとよい。デスクワークの最中、食事をしながら、テレビを見ているときなど、少しでも座っているならそれが湯たんぽタイムです。
③湯たんぽは熱量が大切
→湯たんぽにお湯を入れるときには沸騰したお湯を入れること。そうすると熱量がずっと保たれる。
④温める部位が大事
→湯たんぽを充てる部位として効果が大きいのは、お腹、お尻、太ももなど大きな筋肉があるところ。その理由は大きな筋肉が活動を支える熱エネルギーを生み出しているから。
→温める順番は、お腹→太もも全面→椅子の背においてお尻→机やテーブルの上に置いて二の腕、という風に順繰りに温めると効果的だとも。
⑤熱を逃がさない環境を整える
→肌着をしっかり着るとかして、上半身よりも下半身の保温効果を高める。
⑥日常生活を見直す
→早寝早起きや食事はしっかりと噛んで食べる、シャワーではなく湯船にちゃんと浸かる、冷たいものを飲み過ぎないなどといった日常生活に気を配ること。
こうしたやり方で、たとえ五~十分程度の細切れの時間しかなくても、その間に体を温める努力を繰り返していれば熱の貯金ができます。
根気強く粘り強く体を温めて、病院に頼らず、薬に頼らず、特別な健康グッズに頼らずに、身体の不調を追い出してやりましょう。
僕は電気湯たんぽで温まってます。