今日11月11日は、1が4つ並ぶ日で「いい」という語呂合わせや数字の形から様々な記念日になっています。
曰く、その形から「ポッキーの日」、「きりたんぽの日」、また語呂合わせから「いい獣医の日」や、十一の組み合わせで「鮭の日」などなど、ざっと数えただけで54もの記念日があるそうです。
そんな記念日山盛りの日のなかでも私が注目するのは「介護の日」です。
介護の日のキャッチコピーは、「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」なんだそうで、11月11日が「いい日、いい日」の語呂合わせになっています。
ただではこの日が介護とどのように関係するかというと、パブリックコメントで推す声が多かった、ということだったようで、2008年に制定されています。
記念日の趣旨は、国民の一人一人が介護への理解を持ち、協力的な体制を築くことが重要なことから、人々が介護を正しく理解するための象徴的な日になる、ということ。
厚生労働省では、この日の前後2週間の11月4日~11月17日を福祉人材確保重点実施期間と定め、各種の啓発活動や介護従事者を増やす取り組みにも注力しています。
地方自治体でも様々な啓発の取り組みがなされているので、皆さんのお住いのところはいかがでしょうか。
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さて、父がデイサービスに通い始めてからひと月が経ちました。
施設に行くことに拒否感が出ないかと心配しましたがどうやらそれは杞憂に終わり、今では帰るなり「楽しかった」と言っているそうです。
もっとも、週末に家を訪ねて父に「デイサービスは楽しかったんだって?」と訊いても、「うーん?」とそのことを思い出せないよう。
短期記憶が難しくなっている現状では仕方ありません。
しかしそれでもデイサービスの車が迎えに来る火曜と金曜日は「まだかな」と言って、楽しみでそわそわしているようですから良かったです。
施設からは毎回、今日一日のことを記した紙がお便り帳として渡されてきます。
それを見ると父がどんな様子だったかがわかり、スタッフの皆さんは見守りとお世話をしながらこういうことを利用者一人一人にサービス提供しているのだな、と頭が下がる思いです。
こうやって見守りの目があれば、細かな変化も共有できて変化への対応もできることでしょう。
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プログラムの合間には、小学校高学年程度のドリルをやっているそうです。
漢字の書き取りや数字の計算、間違い探しなど、数種類のドリルですが、父はそういう面ではまだまだ立派なもので、子供の時に修得した学力は衰えていません。
これもまた一人一人の現状の能力を見極める要素になっているのかもしれません。
多くの人が介護で悩まなくて済むように、介護の制度やその実態がもっと広く知られるようになってほしいものです。
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