北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

水の味が分かるだって? ~ 利き酒ならぬ、利き水対決

2017-09-21 22:59:38 | Weblog

 

 発端はオフィスの中での世間話でした。

 職場の女性職員が、普段ペットボトルの水を買って飲んでいるというのですが、水道水で十分だと思っている私にはその気持ちが全く理解できません。

「ペットボトルの水なんて、水道水と全然変わらないんじゃないの~?大体味だって区別がつかないでしょ」

「え~、わかりますよ」
「わからないって」

「そんなわけないって。じゃあ、利き水をすればわかるんだね?」
「わかりますよ~、きっと」

 
 それなら、ということで利き水対決をすることになりました。

 やり方は、彼女が普段飲んでいるペットボトルの水と水道水をほぼ同じ温度にして、それぞれ茶碗に入れて三回飲み比べ、それぞれペットボトルの水と思う方を当てるという勝負にしました。


 すると彼女の方から提案があって、「もし私が買ったら、近くのケーキ屋さんの美味しいタルトをごちそうしてくれるのでどうですか?」とのこと。

「おー、大胆だねえ。それじゃああなたが勝ったら僕がタルトをおごるから、その代りあなたが負けたらあなたが買うんだよ」
「ええ、いいですよ。やったー、タルト!」「まだ早い(笑)!」

 そんなわけでいよいよ始まった利き水対決。一切のズルはなし、ガチンコ勝負で水の飲み比べをしてもらいましょう。

「じゃじゃーん、第一回目のテスト」「んー、右」
「じゃ二回目」「んーー、左」
「最後の三回目」「んーーー…、左!どうですか!」

 三回のテストが終わりました。
「ボトルの水は、右、左、左でいいのね?ファイナルアンサー?」
「イエス!」

「ホントにホント?いいのね?」
「いいです、ファイナルアンサー」

 

 

 

 

「……………… 正解!パーフェクト!くっそーーー!」
「やったー、あはははは」


 見事にしてやられました。完全に当てられました、完敗です。

「タルトですよ、タ・ル・トーーー」
「わかった、わかった、お金は出すから買ってきてくださいな」
「やったーーー」


 そんなわけで、今日の三時のおやつは高価なタルトになりました。トホホ…


          ◆  


 勝負に勝った女子職員は、獲得したタルトを食べ終わった頃に私の部屋を覗いて、「ごちそうさまでした」の後に、「専務、今度は何の対決をしましょうか?」と嬉しそう。

 おいおい、それってビギナーズラックで勝ったギャンブルにはまる素人そのものだよー(笑)。危ないぞ!

 

コメント
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