「最新のIT機器にはついて行かなくちゃ」なんて言っていながら、実はついていけていなかった話です。
仕事のかなりの部分をメールでこなしている私。
相手に対して質問やお願いをして、反応が返ってくるまでがじりじりします。
そして出張や営業周りなどで職場のデスクを離れている間はメールに触れないので、返事が来たのかどうかがいつもモヤモヤしていました。
それが、職場がリモート勤務に耐えられるようにと、全社的に社員全てのパソコンを入れ替えてモバイルパソコンにしてくれました。
さらにWi-Fi通信や通常の4G通信も可能にして、社内サーバーへのアクセスもできるシステムにしてくれました。
そのため、パソコンをどこに持ち出してもメールはもちろん社内サーバーやクラウドに置いてあるファイルにアクセスができるようになりました。
まずこれだけでも長足の進歩なのですが、さらに個人に貸与されているスマホiPhoneとも同期ができるようになり、Microsoft Outlookというメールソフトを使うことでパソコンを持ち歩かなくても職場に届いたメールが手元の携帯電話で確認できるようになりました。
これで出張でもあいさつ回りでも、メールがどうなっているのかのイライラは解消。
今までずっと、(そうなったら便利だろうな)と思っていたことが実現して改めて便利さを実感したのでした。
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ところでこのMicrosoft Outlookというメールソフトは家のパソコンのメールもこれに替えたところで、しっかり設定すれば自宅のパソコンと自分のスマホとも同期ができるはずです。
それができれば家のパソコンに届いたメールも自分のスマホで見られます。
苦しむこと約1時間、古い頭の自分の中では、常に求められる「アカウント」という単語に四苦八苦しながら、なんとかスマホと家のパソコンを同期させることができました。
これで職場のスマホと自分用のスマホのどちらにも、全てのメールが届く形になって便利この上なし。
かつて「いつでもどこでも情報にアクセスできる」ということを表す「ユビキタス社会」なんて単語が未来的だなあ、と思っていたのですが、もうとっくに実現していて、自分がついて行けなかっただけなのでした。
実は職場と家の二つのメールアドレスを持っていると、本当は職場に欲しいメールが家に届いていたり、またその逆も多かったのです。
その頃はとにかく家に帰るか、翌日に職場に行くかしなければ情報にアクセスすることができなかったのですが、スマホ二台持ちで両方がパソコンに同期することで、簡単に相互に転送もできたりするようになりました。
情報にアクセスする障壁がぐっと下がって、作業効率増大、生産性向上なのであります。
私などは仕事でも遊ぶのでも大きな画面のあるパソコンを使いたくなるのですが、娘の旦那さんなどは全ての予約や検索をスマホでチャッチャッチャッとこなします。
「大きな画面でなくてもいいの?」と訊いても「はい大丈夫です」とこともなげに言うので、本当にそれで十分だし使いこなしているのでしょう。
『スマホとパソコンを同期させる』という簡単な作業一つで効率性は一気に高まります。
まだまだやれるのにやれていないことって多いですね。
そもそも知らない、ってこともあるのですが(笑)