北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

キャンティのワイン

2023-02-16 22:34:58 | Weblog

 

 職場近くのワインショップで、毎月ワイン2本を案内してくれるワインコースに入っています。

 昨日、「今月のワインが入荷しました」という報せがあったので早速行って受け取ってきました。

 今日のワインはイタリアの代表的なワインの「キャンティ」。

 果実味豊かでタンニンは控えめ、程良く酸が効いた飲みやすいワインだそうです。

「そうですか、キャンティのワインですか…」

 そう言うと店長の男性が「どうかしましたか?」と訊いてきます。

 私の頭の中にはある曲の歌詞がぐるぐる回っています。

 ♪サラミとオニオン、それとアンチョビ。キャンティのワインとグラスを二つ…♪

 私の世代の歌姫の一人、太田裕美さんの「ピッツァ・ハウス22時」(アルバム「ELEGANCE」)の冒頭の一節です。
 

ピッツァ・ハウス22時
https://www.youtube.com/watch?v=s_lvtnzm4ug

作詞 words:松本隆 Takashi Matsumoto 
作曲 music:筒美京平 Kyohei Tsutsumi 
編曲 arrangement:萩田光雄 Mitsuo Hagita 


 アルバム「ELEGANCE」が発表されたのが1978(昭和53)年8月。

 最近ようやくアレンジャーの仕事が注目されるようになりましたが、この曲は萩田光雄さんのアレンジで、良く聴くと実に繊細なアレンジが施されています。

 僕の青春の中でも珠玉の一曲と言えるでしょう。

 ついそれを思い出してしまって店長に「いやあ、歌手の太田裕美さんっているでしょう?彼女の曲の一つに"キャンティのワイン"が出てくる局があるんですよ」

 そういうとその店長は、「オオタヒロミ…さんですか…、ああ、知らないですね」という衝撃の一言。

「あ、ああ、そうですか…。ちなみに何年生まれですか?」
「僕は昭和61年です」

「ですよね~、あちゃー、生まれる前のアルバムでしたー」

 
 そうか、もう太田裕美と言っても若い人にはもう過去の人なのですね。

 家に帰ってからその話をすると平成元年生まれの娘も、「へえ、私も知らない」という反応。

 「♪恋人よ~、僕は旅立つ~♪の『木綿のハンカチーフ』を知らない?それを歌っていた人だよ」
「曲は分かるけれど、歌っている人の顔は浮かばないね」

 
 まあ昭和30年代生まれの私たちは歌謡曲からニューミュージック全盛の良い時代を生きたというべきでしょうね。

 キャンティのワイン、いただきます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする