インプラントをしているために、歯の状態チェックを行うため歯の主治医ともいうべき家の近くの歯医者さんに定期健診に通っています。
大体3か月に一度は通って歯の状態チェックと歯石の除去を受けるのです。
転勤族だったために、東京やら地方都市やらでインプラントを装着した歯医者さんはバラバラです。
地方都市で転勤間際にインプラントを入れた時は、その時の歯医者さんから「異動先ではちゃんとした歯医者さんにメンテナンスをしてもらってください」と念押しされました。
今や、それらをまとめて面倒を見てもらえる歯医者さんがあるのはありがたい限りです。
今通っている歯医者さんでは、月に一度"歯磨きチェック"をされます。
汚れに対して色のつく試薬を口に含んで歯の汚れを見える化するというわけです。
人生で50年以上も歯医者通いをして、ようやく歯の磨き方を身に着けた私としては、歯全体の概ね90%以上の汚れは落とすことができていて、歯科衛生士さんからは「一応合格です」という判定をいただいています。
ただ気持ちが緩んでいるのかどうしても最後の数パーセント(歯全体のなかでは1本分)の汚れが落ち切っていません。
歯磨きを集中的に訓練されたので、どの歯のどの部分が汚れるかについてここがポイントという数本がどれなのかは大体わかっています。
歯磨きも、歯間ブラシ+糸ようじ+三列歯ブラシというコンビネーションで磨いているのですがそれでもどうしても取りにくいところと言うのはあるものです。
そんなときの最後の味方となる歯磨きツールが「タフトブラシ」です。
磨くブラシ部分がエンピツの先のように丸くて尖った形をしたブラシで、歯と歯の間の隙間や歯の付け根部分を磨いて汚れを落とすのに適しています。
また歯列の乱れているところなどもこれなら汚れが落ちやすいでしょう。
歯磨き先進国の北欧では三列歯ブラシよりもこちらをメインにしているという話も聞きますが一般家庭ではまだまだ知られていないのではないでしょうか。
私の場合は歯間ブラシ→糸ようじ→三列歯ブラシ→タフトブラシという順番で磨くのですが、しばしばさぼって最後のタフトブラシを省略するので磨き残しが出てしまうのです。
ドラッグストアで買えますし値段も200円くらいなもので安いです。
ぜひ洗面台の歯磨きツールとしてこの一本を追加することをお勧めします。
もっとも、磨き残しを作らない最善の方法は、汚れを浮き出させる試薬を買って、磨く前にこれを口にして先に汚れを見えるようにすることが一番です。
汚れが見えていないので磨き残しが出るのです。
汚れが見える化されれば、あとはその汚れを落とすだけですからね(笑)。
高齢化が進む中、歯周病が万病の元という理解が増えています。
歯を手入れしないことによる歯周病菌が全身に回ったり肺炎を誘発したりするのだそうです。
全身の健康寿命のためにも、歯の健康に関心を持つことと歯磨きスキルを向上させることをお勧めします。