北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

自反尽己(じはんじんこ) ~ それは誰のせいなのか

2017-09-20 23:55:55 | Weblog

 

 人間学を学ぶ月刊誌「致知」。

 今月号の特集テーマは「自反尽己(じはんじんこ)」。この意味は、指を相手に向けるのではなく自分に向ける。つまり、全てを自分の責任ととらえ、自分の全力を尽くすということ。

 人が、誰かから無礼な態度を受けたとしたら、相手を批判するのではなく、有徳の人は必ず自分を反省する、というのです。

 経営の神様、松下幸之助はこういったとされています。
「僕はな、物事がうまくいった時にはいつも皆のおかげと考えた。うまくいかなかった時はすべて自分に原因があると思っとった」

 先日亡くなった、故渡部昇一さんは、こう言っています。
「失敗や不運を自分に引き寄せて考える続けた人間と、他のせいにして済ますことを繰り返してきた人間とでは、かなりの確率で運の良さが違ってくる」

 「自反尽己」とはそんな意味だと思えばよいのでしょう。

 東洋的美学であります。
 

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意外な誕生日プレゼント

2017-09-19 23:28:01 | Weblog

 今日誕生日を迎えて、59歳になりました。

 お祝いのメッセージを多数の方から頂いて、まことにありがとうございました。

 還暦一歩手前ですが、まあ無理のない範囲で人生を広げたいと思います。

 誕生日の記念にと、久しぶりに献血に行ってきました。

 献血回数が100回に達してからは、やや目標を失っていて足が遠のいていましたが、血液検査の意味も含めて久しぶりの成分献血をしたのです。

 献血をすると、なんらかのプレゼントをもらえるのですが、普段なら歯磨き粉とかジュースだったり。

 ところが今日は袋に箱が一つ入っていて、中身はスヌーピーのマグカップ。箱には「誕生日おめでとうございます」と書かれています。

 果たして誕生日当日の献血だったからもらえたのか、誕生日月だからもらえたのかは良くわかりませんが、普段はないプレゼントなので驚きました。

 ちょうど今回で献血も110回目となった記念と思うことにしましょうか。

 皆さまも健康第一で参りましょう。

 

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釣った魚はいただきます

2017-09-18 22:59:55 | Weblog

 

 昨日は夜6時くらいに家に着いたのですが、そこからすぐに釣った魚の処理を始めました。

 魚は船上でとりあえず頭と内臓を取ってあったのですが、鱗と血合いを取るのです。

 数えてみたら昨日の釣果は、カレイ21枚、ヒラメ2枚、ソイ1匹、アブラコ1匹の合計24匹でした。

 カレイは昨夜一匹刺身でいただきましたが、今日は残った魚の鱗取りと血合いの処理に汗だくに。

 海での釣りは、釣った魚の処理が大変ですが、ちゃんと覚えれば食べるという最大の楽しみがついてくるのが魅力です。

 処理が終わったカレイはすぐに2枚をから揚げにして、残りは一夜干しにしてあります。乾物屋さんみたいですが、これでしばらくは食いつなげそう(笑)。

 から揚げもカリふわで美味しいわ。

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江差の五月は江戸にもない~江差は日本遺産の町

2017-09-17 23:54:14 | Weblog

 江差町に宿泊した朝。

 天気は晴れていて、一見海は穏やかに見えたのですが、沖では風が強く船が流されるほどだったとのことで、本当に昨日の午後は釣りに最適の時間帯でした。

 折角江差まで来たので、北海道で最初に「日本遺産(Japan Heritage)」に認定された江差町のストーリーを見学すべく、市内を観光して歩きました。

 「日本遺産」とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語る"ストーリー"を文化庁が「日本遺産」として認定するもの。

 文化庁によると、ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的としているのだそう。

 「日本遺産」に認定されると、その地域の認知度が高まって、地域住民のアイデンティティの再確認や地域のブランド化等にも役立って、地方創生にもなるだろうという目論見です。

 歴史というのは、パンフレットに書かれて観光の際の大きな素材になりますが、それが"国レベルで"優れて高い価値を持っている、と国が認定するのですから、「一度は行ってみたい、観てみたい」と思わせる良い機会になることでしょう。


 江差のストーリーのタイトルは、「江差の五月は江戸にもない」。

 ニシン漁と北前船の交易で栄えたかつての港町江差の繁栄ぶりは、今でも街並みや暮らしや姥神神社のお祭りや江差追分などをはじめとした文化に息づいています。

 見学は、まずは何といっても姥神神社。創建年のわからない、北海道でも最も古い神社の一つです。

 伝説では、ある老婆が光に導かれて神島へ渡り、そこで会った老翁に瓶子という壺を渡され、「その中の液を海に注ぐと魚の大群が来る」とのお告げがあったとのこと。

 言われた通りにすると、イワシの群れが訪れてそれが江差繁栄の源となり、その老婆を祭るのが姥神神社の謂れなんだそう。

 8月9~11日の姥神神宮祭は、外へ出た江差っ子も家族や友達を連れて山車を引きに来て大賑わいになるのだそうで、一度は見てみたいお祭りです。

 
 江差には、江戸時代に北前船で栄えた豪商の旧中村家住宅や、横山家住宅など歴史ある建物が残っていますし、それらが海とのつながりの名残を残していたりして、歴史を感じさせます。

 街並みの景観づくりには、沿道で暮らす人たちも協力をしていて、パン屋さんが板張りの外観なのには驚きました。

 北海道が栄えた一つの歴史を江差で大いに学べます。

 日本遺産の江差は、釣りも歴史も豊富です。

 
 

 

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江差でヒラメ釣り~初の海釣り釣果は

2017-09-16 23:55:55 | Weblog

 朝早くに札幌の家を出て一路道南の江差町を目指します。

 今日は江差の知人(Yさん)が船を出してくれるというので、江差沖でヒラメ釣りに挑戦です。

 先方から、「小松さん、台風が近づいていて日曜日は危ないから、とにかく早く来て早く始めましょう」と連絡が入り、早出をしたおかげで、現地到着は昼前。

 なんやかやで丁度昼の12時くらいに、Yさんの全長6m、ディーゼルエンジンのボートで江差港を出港しました。

 江差のすぐ沖で釣り始めるかと思いきや、ボートは沖合を南下しながら、波を切って走ります。

 天気は快晴、今日の海は1mくらいの波で穏やかな方でしょう。

「船は強いですか?」と訊かれて、「強くはありませんが、よく効く酔い止めの薬を飲んだので大丈夫です」と答えます。


 30分ほど走ったところでようやく船はポイントに到着。エンジンを切って、「じゃ、始めましょう」といよいよ釣り開始。

 私もヒラメ釣りは全く経験がないのですが、バケと呼ばれる400gくらいの錘の先に、冷凍オオナゴの餌をひっかけて、タコベイで頭を隠し、オオナゴの胴体に針をひっかけます。

 オオナゴを食べに来たところで針にひっかかるという仕掛けです。

 後はこれを海に落とし込んで、ラインの出た長さがわかるリールで海底に到達したら、そこから2~3メートル巻いたところを棚として、仕掛けを大きく上下にしゃくって海底の魚を誘います。

「海底にベタ置きじゃないんですね」
「ヒラメもカレイも、底にいて上を見ていますから、あまり下過ぎると彼らの視野に入りません。少し上で揺らすことで、みつけられる確率が上がります」

 なるほど。ただ、400gのバケを大きく揺らすのは結構な体力が必要です。

 同行した妻もやらせてもらいましたが、こちらは無理と判断したYさんは、「奥さんはシステムを変えましょう」と、船に固定する電動の竿とサビキの仕掛けに変更。

「これならあたりがあればリールを巻くだけで上がってきますからね」


 と、そういっている矢先に私の竿にぐっとくる当たり感。

「強く引かずに、自然に巻き上げてください」と言われて、ぐいぐいと引くと…、おー!、バケのさきに平たい魚がかかっています。

 船に引き上げると「これはミズクサガレイですね。この辺にはたくさんいますよ」と教えられた一枚をゲット。これは幸先が良い。記念すべきボート釣りでの初釣果です。

 その時間からはずいぶん好調で、次々にカレイがかかります。

 妻の竿の方にも当たりが出て、こちらは一度に3枚もゲット。調子が良い。


 そのうち私の竿に、一際力の強い一匹がかかりました。んー?これは重たい。

 ぐいぐいと上げると、一見それまでと同じくカレイに見えましたが、こちらは目が左にあるヒラメ。ついに念願のヒラメもゲットできました。

「いや良かった!わざわざ札幌から来てもらって、釣れなかったらどうしようと思ってました」とYさんも喜んでくれました。

 やがて船を移動させてポイントを変えながら釣りを続けると、私の竿にはソイがかかり、妻の竿にはアブラコもかかってくれました。

 その後私の竿にはもう一匹ヒラメがかかってくれて、ヒラメは二匹に。あとのカレイは10枚を超えたところで数えるのをやめました。

 3時過ぎに釣りを終えて、船は江差港に帰港。

 釣果も私にとっては大量の部類で、最高の初船釣り経験となりました。


       ◆ 


 今日宿泊させてもらったのは、Yさんの会社の寮でした。

 今日の江差町は、江差追分の全国大会がこの週末にあるというので、町内の宿は全く取れなかったので、「うちの寮に泊まってください」と宿泊場所も用意してくれたのです。

 Yさんからは、「私が朝釣ったヒラメを女房に刺身にさせて差し入れしますから」とヒラメの刺身をいただき、さらに寮の台所をお借りして、カレイの大きな奴は私がさばいてカレイの刺身にして味比べ。
  どれも新鮮でおいしかったのですが、やはりヒラメは身に味があるという感じでこりゃうまいわ。

 

 実に良い釣りを楽しめました。

 北海道の海は豊かです。
 

  

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オータムフェストでラーメンを

2017-09-15 22:55:13 | Weblog

 お昼に、職場からも近い大通りへ歩いて、「オータムフェスト」の様子を見てきました。

 昼時という事もあって、ラーメンでも食べようと、5丁目のラーメン広場へ。

 HOKKAIDOラーメン祭り2017は、5つのラーメン屋が週替わりで登場します。

 ラーメン祭りのラーメンはどこも700円の券を買って、好きなお店でラーメンを購入します。

 今日は札幌の「優月」さんというラーメンを食べました。

 一見、(量が少ないんじゃないか!?)と思いましたが、食べてみるとそんなことはなくて、味もしっかりとしています。

 一応ちゃんとしたラーメンが週替わりで700円で食べられるイベントと言うのは、なかなか面白い。

 今度は道内各地の自慢食材のコーナーへを食べに行きますか。

 

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三日会わないでいたら

2017-09-14 23:56:56 | Weblog

 

 いい歳になってくると、経験を積むことでいろいろなことができるようになってくるのが嬉しいものです。

 ところが今成果が上がっているような事柄は、1年前、3年前、いや10年前に、種をまくように、将来身になるかどうかわからなくてもやり始めてみたことでしょう。

 成果を人生の果実として収穫したり味わったりするのは良いのですが、今からでも、読書だったり新しいジャンルへの興味だったりと、将来に向けた種まきをしておきたいもの。

 ウッカリしていると、一日も一週間もあっという間に過ぎて行ってしまいます。

 昨日の自分と今日の自分では何が違うのか。

 それを意識していれば、自分の変化も気が付きそうに思います。

 「士別れて三日なれば刮目して相待すべし」とは、日々鍛錬をしている人は三日も経つとその変化が分かるほど成長しているものだ、という意味。

 そうありたいですねえ。

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娑婆の沙汰は金次第

2017-09-13 23:56:45 | Weblog

 今日は都市計画学会の集まりがあって、11月に開催される全国大会の準備について打ち合わせをしました。

 明らかになった問題は資金不足。11年前に北大を会場に使って開催された全国大会を参考に予算計画を立てていたところ、「今回は前回よりも会場費が跳ね上がっている」ということがわかりました。

 前回は土、日の二日間にわたって発表会を行う教室を借り上げたのに30万円くらいだったのが、今年は「65万円と言われました」とのこと。

  おかげで、収入と支出の見込みを合わせると、「35万円ほど赤字になりそうだ」というので、一同びっくり。

 北大も独立大学法人になって、儲けるところは儲けて収支を合わせて研究費や諸費用を捻出する必要に迫られている、ということのようですが、学術を振興しようとする活動にも、お金が全てになりかけているようで、ちょっと釈然としない思いもします。

 今回は学会の本部事務局からも担当者をお招きして、会議の様子を見ていただきましたが、大会への補助金を増やしてもらわないと実現できないようだ、という状況が理解していただけたでしょうか。

 大学も金次第になりつつある現状をちょっと憂いています。

 その憂さはお酒で晴らしましょう(笑)
 

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市民でさえうまく乗れない札幌のバス路線網

2017-09-12 23:54:17 | Weblog

 

 夕方に札幌ファクトリーへ行く用事があり、思い立ってバスに乗ってみることにしました。

 札幌ファクトリーへは何度も行っていますが、たいていはマイカーで行くのです。

 今日は職場からの帰りだったので、札幌駅から乗ってみることにして、確か近場は現金100円で乗れる市内循環バスがあったので、それに乗ってみようと思ったのです。 

 ところがいざ乗ってみようと思うと、バス乗り場が分からないし路線番号もわかりません。

 こんなときはとにかく案内所へ行ってみようと思い、駅の地下街のインフォメーションコーナーを訪ねました。

 ここで、「札幌ファクトリーへ行きたくて、100円の循環バスがあると聞いているのですが」と尋ねてみると、上品そうな若い女性が対応してくれて、「東急デパートの前で3番乗り場から88番のバスが出るのでそれに乗ってください」と教えてくれました。

 早速教えられたバス停まで行って、そこで来るバスを待ちます。

 来た!やがて88番のバスが来たので乗り込みます。サピカやKitacaなどのカードで乗り降りするのではいけなくて、現金なら100円で載れると聞いていたので、サピカを登録するのもやめてポケットの中の100円玉を握りしめていました。

 バスが、「次は、札幌ファクトリーです」というのを聞き逃さずに、すかさず降車ボタンを押します。

 バスが止まり降りるときに、「現金なら100円で良いのですよね」と一応運転手さんに訊いてみると、「いえ、210円です」という予想だにしない答えが!

「100円じゃないんですか」
「いえ、210円です。バスが違うんです」

 もう何が何だかわからずに、とりあえず財布の中から小銭を取り出して、なんとか210円を払いました。

 ネットで調べただけではわからなくて、案内所で聞いたにもかかわらず、それでも正しい情報にはたどり着けませんでした。

 長年札幌市に住んでいる自分でさえこれだけ混乱するとなると、観光客にはとても正しい情報が伝えられるとは思えません。

 よほど、情報伝達のあり方を、「全く札幌のバスを知らない」という人を前提に考えた方が良いのではないか、と思った次第。

 意外な料金請求に戸惑った、今日の夜でした。バスに乗るのって難しい!

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早すぎた「流れるウィンカー」

2017-09-11 23:58:45 | Weblog

 ここのところ、新しい自動車のランプってほとんどがLEDに変わってきました。

 昔は玉一つだったブレーキランプもウィンカーも、何十個ものLEDライトの束に変わって、なんだかあまりカッコよくないなあ、と思っていたのです。

 ところが最近、黄色に点滅するウィンカーのLEDライトが時間差で流れるように点灯するタイプの車があることに気が付きました。「流れるウィンカー」とか、「シーケンシャルウィンカー」で検索すると、それらを備えた車の映像がyoutubeなどでたくさん出てきます。

 最初はアウディやBMWなど、外車の仕様だと思っていたのですが、国産のレクサスでも採用されたものがあるとのこと。

 私は全く知らなかったのですが、調べてみると国土交通省では2014年10月に法律を改正してこの「流れるウィンカー」を合法化したのだそう。

 これからは視認性とファッション性を増した流れるウィンカーが流行りそうです。

 
 ところがこれを見ていて、既視感が湧いてきました。

 (これってどこかで見たことないか?) 

 そして思い出したのがこれ。

【奇跡のフラッシャー、昭和48年ツノダ「エレクトロGT」 】
      https://www.youtube.com/watch?v=GxAEg_76uTM

 そう、1970年代に爆発的に流行った、ウィンカーを背負った自転車。しかも既に45年前の段階で流れるウィンカーではありませんか!

 当時は、これだけのランプを点滅させるのに単一電池を何本も使わなくてはなりませんでしたが、たしか変速ギアも軽い方から重たい方へと電動で動かせたという記憶があります。

 考えてみれば、今の技術を用いればLEDによる省エネ技術で自転車にウィンカーを装着するなんて簡単でしょうし、その方が安全なようにも思えるのですが、今やウィンカーのついた自転車って見ませんね。

 自転車に対する美学って、既に一定の形が整ってしまっていますが、時代が一周して、ウィンカーの付いた自転車が出てこないものか、と思う今日この頃。

 懐かしいなあ、日本って、時代を先取りし過ぎていたのかなあ(笑)

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