


私が初めて味噌作りを習ったのは、30年くらい前の講習会。
ネットワークの友人の紹介で、
<増岡 弘さん(「サザエさん」のマスオさん役・声優>のやり方でした。
<とにかく ゆっくり、手をかけて、楽しもう!> というコンセプト。
でも、私は3人の子育て・仕事もフルタイム・音楽の趣味もスポーツも!
という生活の真っ只中でしたから、かなり省力化しました。
最たるところは、<煮上がった大豆のつぶし方>
マスオさん方式だと、
<擂り鉢に少しずつ大豆を入れて、擂粉木で丁寧に潰していく>のです。
一緒に習った友人は、夫婦で<擂り鉢の固定役><擂粉木で潰す役>をやり、
今でも、一日かけて作る(楽しむ)そうです。
<あな健>の料理教室で習ったときは、晒しの袋に入れて麺棒で叩きました。
私は今は、StickMixerでブ~~~んと掻き混ぜてしまい、30分で終わります。
これでも、すべてFood Processerで混ぜるより、擂り鉢風になります。
重要なのは、一度に作る分量と、道具の関係です。
最近は大豆・麹共に2kgずつで、大きめの圧力鍋を2個使います。
親戚から<手打ち蕎麦用の大きな捏ね鉢>を譲り受けてから、
塩切り作業や、つぶした大豆と塩切り麹の混ぜ合わせが格段に楽になりました。
何でも<手作りがイイんだ!>と信じこんで、
<どうせ一日かけるなら、いっぱい仕込んでしまえ!>と欲張ったり、
時間配分や材料を間違ったり、色々な失敗を経験し、
やっと、この数年(つまりリタイアしてから……)楽になりました。
つまり、やっぱり<気持ちの余裕>が必要なのだ、と実感しています。