自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「命の格差は 止められるか」 ④

2015-01-23 06:06:28 | 図書メモ






P.82 幼少期の教育が本当にその後の健康を決めるのか   

著者の結論は、追跡可能な一定範囲の大きな母数の被験者の実験結果から、

   P.84 幼少期に特別な授業を受けた子供は、普通の教育を受けた子供に比べ、

   学年を再履修になるような成績不振率が半減、高校卒業率が高くなり、

   大学進学率も倍以上に。


   肝心の健康面についても、喫煙率が20%程度低くなり、

   年収・持ち家率・生活保護の需給率などを比較すると、全て良い方向に。


P.86 (上記の結果から)教育への投資は  (社会的に) 非常に利回りがよい   

P.87 教育の充実は目に見える効果を測ることが難しいため、どうしても予算が
   つきにくい傾向にあります。しかし、投資対効果が高いこと、
   将来世代の健康を守るのに非常に重要であることを訴え、
   今後、取り組みの充実を図っていくべきだと考えています。


なんとなく、直感的に、「そりゃそうでしょうよ!」と、言い放ってしまいがちな、
そんな文章ですが、重大な内容だと思います。
だって、報道される「貧困母子家庭の教育や食事」「疲れきっている親」
「勉強の遅れどころか、友人も作りにくく、劣等感に繋がりやすい生活」など、
心が締め付けられるような問題が山積しています。

私が敢えてここに書く理由は、
一人ひとりの国民が、「そうだ、教育は大事なんだ!」と納得するだけでなく、

こういう科学的な実験結果を使って、
政府は効率的な予算編成をして欲しいからです。
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