自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「命の格差は 止められるか」 ②

2015-01-21 06:11:48 | 推薦図書









P.2 なぜ、ある社会の人々は健康で、ある社会の人々は不健康なのか、

   その答えを探すことを”社会と健康”という「大学の授業」にする。

 
上記は著者が「New Zealandの内科医」という職を去り、
ハーバードで公衆衛生の研究者になり、受け持つことになった講義の内容です。

P.12 人の命を救いたいーーーー幼い頃からの夢をかなえてNZで医師になり、
意気揚々としていたはずなのに、ため息ばかりつく日が続く……
   毎日ひっきりなしに訪れる生活習慣病の患者たち、喫煙や運動不足、
   偏った食生活に仕事のストレスなど、誰もがみな、揃って似たような
   好ましくない生活習慣を抱えていました。

   (中略)薬を処方しながら、生活習慣を変えるよう伝えても、
   長年の習慣を変えるのは難しいーーー帰ってくる答えはいつも同じ。

   薬を出したり、手術をしたりして一時的に治っても、
   生活習慣が変わらなければまた病気に戻ります。


    「これでは、まるで傷口にただ絆創膏を貼っているだけだ」

   自分の無力さを痛感する日々。もっと根本の原因に向き合って、
   一人でも多くの命を救いたいーーこの思いを実現するために、

   医師から研究者、つまり治療から予防へと舵を切ったのです。


なんか、「自力整体」の矢上先生の若かりし頃のお話を思い出します。

矢上先生も、腕利きの鍼灸師として、治療や啓蒙活動をされていたのですが、
治しても治しても、同じ人が同じ症状を繰り返す、
そういう人が増えるばかり。

ビジネスとしては順調でも、お金を使う時間もとれず、
自分にストレスが溜まり、自分が腰痛になってしまった……と。

その解決策として、
腰痛や肩凝り、身体の不調をかかえる人々が、
自分で自分の体や心を整えながら、自分の力(意思)で健康になる方法として
考えだされたのが「自力整体」です。
コメント (1)
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