「格差」という言葉は、現在練習中の私のミュージカルのテーマです。
正確には、
「格差を解消して、誰もが<生き甲斐を感じられる生き方>をしよう!」です。
具体的には、リッチな家猫(飼われているが故に生活は困らないが、自由が無い)と、
野良猫たち(自由だけれど、生活は厳しい)の言い分を、歌と踊りで表現。
ダンス・パーティーでの小競り合いで乱闘になり、Tonyが死んでしまう!
つまり、あの懐かしいWest Side StoryのTony とMariaの名前を借りて、
二つの対立するグループの苦悩を風刺しているのです。
猫耳をつけて、
TonyはMozart「魔笛」からタミーノ王子のアリアを、
Mariaはレ・ミゼラブルのコゼットのテーマ「I dream a dream」を歌います。
今年の目玉は、Prologue「Giovanniの島」のテーマの替え歌です。
ま、60年近く前の映画にもなっているように、
勝ち組・負け組みの格差、負け組み同士の諍い、そして破壊主義・暴力主義へと、
<格差のツケ>が恐ろしい勢いで、世界に広がっているようです。
この本には、そんな格差による不具合を大元から解消するための解説、
種明かしが分り易く出ています。
とりあえず、今日は言葉をひとつだけ紹介します。
P.18 「ジニ係数」
所得格差を表す数字のこと。数字が大きければ格差が大きい。
1980年代から日本のジニ係数は上昇している。