P.24 確かに、病気の治療は長生きするために必要不可欠です。
そして、病気を治すのは医者が専門とすることです。
それでは「健康」は誰が考えるのでしょうか?
健康な社会をつくるのは、誰の役割なのでしょうか?
日本人の健康に関する議論の中で、まさにその役割を担う
「パブリックヘルス」の視点が抜け落ちていると感じました。
上記の質問に対する答えは、
以前にご紹介した、「今すぐできる体質改善の新常識」に出ていたと思います。
<東京都西多摩郡日の出町の保健婦さん>
常に、最新の医学情報を勉強し、住民の健康状態(含む:妊娠・保育)を把握し、
必要に応じて、的確な手立てを講じる。
上記の本を読んだときは、この「保健婦」のシステムがきちんと機能していれば、
日本の将来は暗くない、と思ったものです。
でも、今は忙しすぎて、住民の把握が精一杯で、
「手立てを講じる」までいけないのが実情のようです。