
昨日書いた、「関節可動域を広げる方法」は、
p.30 1.体液の循環をよくすること
2.体の構造を反れるようにつくりなおすこと
この状態を創るには、
p.45 「前腕」「ふくらはぎ」が全身のめぐりをよくする要
p.46~ イラスト入りで詳しい説明がありますが、
殆どが自力整体の実技と繋がる、「関節拡げ動作」です。
特に似ているのが、四つん這いで手首の内側及び外側を広げる実技。
イラストで説明されているものと内容は違いますが、目的は同じです。
ストレッチを行う際に気を付けていたいことは、
p.78 ①伸ばしたい部分を真ん中と考えて、
その両端の部分をしならせて落とすという意識を持つ。
②イメージを形にするとしたらヤジロベーです。
両端の重さを限りなく下に落としていくと、
少しずつ皮や筋肉が伸びてきます。
③ゆっくりとした呼吸を伸ばしたい部分に取り入れていくと、
力が抜けて、体の筋肉の緊張が取り除かれ、さらに両端が拡がる
④どこかで引っかかる感じがする方は、その部分の筋肉や皮などが
縮んでいることがあるので、さするようなマッサージが有効。
そのあたりが硬く固まっているのがわかったら、さすってあげると、
体がやわらいできたら、両端がさらに床の方に下がるはず。
様々なストレッチが紹介されていますが、最も分かり易い基本形は、
p.81の「足を広げて立ち、バンザイをして背骨を後ろに反らす」動き。
私たちの身体は常に「お臍に向かって縮みこもうとしている」ので、
その逆の形に向かって努力するわけです。
これ、、、毎朝やってるなぁ~~、と思ったら、
ラジオ体操第一の4番。胸を反らす運動です。
みんな何気なく、ただ、腕を広げて下に下ろしているだけですが、
これを「しっかり胸を広げて、背骨を反らせる」と、
肩甲骨が寄って、お尻も締まります。
せっかくラジオ体操をするなら、何処に効く体操なのか考えて、
「ヤジロベーの中心にあたる部分(伸ばしたい部分)」と
その両端(この場合は中指の先と、踵骨)を意識することです。
テレビ体操の若いお姉さんたちのように反りかえれなくても、
肘や膝をしっかり伸ばせれば、大成功。ガマガエルのように
両肘と両膝が曲げっていると、何処にも効いていません。
ま、「早起きして会場に来る」だけでも「健康には良い」のですから
「それ、もったいないわよ。」なんて私からは言えません。
ただ、自然発生的にできた「KOMAさんのように、筋肉をつけたい」という
十数名のグループの人たちには、色々お伝えしています。