昨夜は敬愛する整体師 / オペラ歌手・富澤祥行先生ご出演の
オペラを観に、「みどりアートパーク」(長津田)に出かけました。
素敵な内容なのに、感染対策で観客は半分に抑えられ、
出演者の皆さんに申し訳ないような贅沢な時間でした。
私は全然オペラ通じゃないのですが、たまたま知り合った整体師さんが
オペラ歌手だったので、日本人セミプロによる公演鑑賞の機会を与えられ、
色々な勉強ができて、本当にラッキーな数年を過ごしています。
富澤先生によると、「オペラは空間の芸術」だそうです。
テレビとかDVDで一人で眺めていたときは、ストーリーがけしからん!とか
メロディアスな曲がなくてつまらない!とか、ヒロインが肥り過ぎ!!等、
細部への文句ばかり感じていました。
ま、見どころ・聴き所、脚本の特徴などを何も勉強せずに観ているので、
「3時間も我慢したのに、得るものが無かった!!」などと思っていたのです。
でも、今は自分でもオペラ・アリアに挑戦しているので、
「自分の声帯と体から出る音を空間全体に響かせるか」の難しさが分かり、
容姿端麗でなくても、まずは「空間を制覇できる」声が必要なのね、と理解。
上演された2本は、どちらも三角関係のもつれで最悪の結末となる悲劇です。
洋の東西を問わず、昔は貴族・領主・王様の横暴がまかり通っていたので、
庶民、特に女性にとっては理不尽なことが多かったようです。
今は流石に、そこまでの横暴は許されない時代ですが、貧困層の女性は
相変わらず苦しい生活を強いられていることに変わりないのが悲しいです。
貧しくても、誰でもが、それぞれの才能を活かして生き生き暮らせる社会を
後押ししたいです。