
3年も前の映画ですが、最近第2作目がリリースされるそうで、
大急ぎで第1作を借りてきて観てみました。
人間は実写で、登場する動物達はCGですが、違和感なく楽しめます。
舞台はイギリスの美しい田園地帯。地主のお爺さんは一生懸命農作業。
なのに、その収穫物を食い荒らす害獣がPeter Rabbit一家です。
農家からすれば、駆逐したい害獣なので、電柵を設けたりして必死です。
が、隣に住む画家のお姉さんからすれば、ウサギは可愛らしい隣人です。
た~くさん収穫するのだから、数パーセントはあげて、共存すれば?
と思うのはロマンチスト過ぎる? 農民の苦労を慮れよ!と
言われそうですね・・・・・
でも、これは御伽噺なので、農民のお爺さんは「ケチな悪者扱い」。
画家のお姉さんは優しいマリア様のような救世主で、両者の戦いが
面白可笑しく繰り広げられ、笑いっぱなし。とても楽しめます。
人間と動物たちが、自然を謳歌して共存することの素晴らしさを伝え、
美しい田園風景や、若いカップルの愛情物語も楽しめます。
狭く干からびた土地に閉じ込められている難民の人たちからすれば、
なんと贅沢な、お遊びなのか!と怒りがこみあげてきそうな、
能天気な楽しさとユーモア。
これを楽しんでいてイイのだろうか?と悩んでしまうほど平和・・・