昨日の「睡眠の質」に関連するので、「夜中のトイレ問題」にも
目を向けましょう。(昔、このブログでも触れたかも?)
私は週に1~2回ですが、夜中の2時とか3時にトイレのために
起きることがあり、ベッドに戻ってもすぐにグッスリとはいきません。
これの対処法がネットにあったので紹介します。
https://irukaclinic.com/?news=00000140
7/15 NHKの「ためしてガッテン」で夜間頻尿についての
特集がありました。皆さん、見られましたか?
夜間頻尿のなかでもほとんどを占める、夜間多尿について、
非常にわかりやすい内容が放送されていました。
以前にもこのコーナーで書きましたが、夜間頻尿で来られる方は
非常に多く、その多くは夜間多尿です。外来で、この夜間多尿を
説明するのですが、短時間ではなかなか分かってもらえなくて
困っていました。今回の放送を見れば、十分に納得できる内容で
あったと思います。
一言で言うと、高齢者の方においては、昼間に摂った水分の多くが
ふくらはぎの間質に溜まり、就寝してからその水分が尿になって
出てくるので、夜間の尿量が多くなる、ということです。
番組では、高齢者と若者が、まる1日、同じ食事、同じ事をして、
1日の尿の出方を記録していました。その結果、若者では就寝前までに、
摂取した水分の殆どが出てしまうのに対し、高齢者は就寝してから
摂取した水分の多くが出ていました。これが「夜間多尿」です。
繰り返しますが、ふくらはぎの間質に水分が貯留しているのです。
量が多いから回数も多く、夜間頻尿になります。実は、夜間多尿を
訴える方の、80%以上がこの夜間多尿であるという研究結果が出ています。
では対策は?ふくらはぎに水分が溜まりにくくすればいいのです。
それは、弾性ストッキングの装着です。TVでは、白い箱に弾性
ストッキングを入れて、解説医師が登場しました。
ふくらはぎに圧をかけると、水分が溜まるスペースがなくなる、
というわけで、起きている時間に装着します。また、30分程度、
15~20cm、脚を挙上しておく、のも有効です。
ふくらはぎに溜まった水分が血管内に戻って、尿として出てくる
からです。あと個人的には、夕方~夜の30分以上の散歩が有効であると
考えています。歩くことで、水分が体外に出るのと、ふくらはぎを刺激して
溜まった水分を心臓に戻す、ひいては尿として出す、と考えています。
診断には排尿記録が有用です。これは1日、排尿時間と排尿量を
記録するものです。当院でも積極的に行っております。
夜間多尿は、生活の質を落とし、転倒・骨折などの危険性もあります。
皆さんも、この、「ふくらはぎに水分が溜まる」ということを
理解して頂き、生活を工夫しましょう。
ふ~~~む、、、、
そういえば私、最近、歩いていません。
殆ど毎日ジムに行って、ヨガなどのストレッチ系体操と水泳を30分。
万歩計の記録は6000歩前後です。
あ~ん、今の生活にさらにウォーキングを押し込むのは絶対無理!
なので、飲水量を減らす? ビールやワインを減らす?などの
工夫が必要そうです。