自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

老いの品格   8  成熟した依存

2023-03-18 06:52:21 | 生き方


p.195 「福祉は個人のためならず」という側面があります。
   人に頼ってはいけないと考える人は、体が弱ってきた
   ときになるべく公のせわにならずにすむよう、お金を
   蓄えようとします。

   でも、それによって消費不況が起こり、結果的に
   国にとっては不利益になる可能性があります。

   大切なのは、依存しないことではなく、
   「成熟した依存」ができるようになることだと
   私は思っています。

   人に頼るかわりに何かを返す。
   ギブ・アンド・テイクというより、
   実質的には「テイク・アンド・ギブ」ができればいい

   たとえば、公の介護サービスに頼ることで、
   家族の介護負担が減って共倒れにならなくてすみます。
   もっとシンプルなことでいえば、他人に何か親切に
   してもらったとき、「ありがとう」の一言を返すだけで
   相手の自尊心を満たすことができます。

p.198 高齢になってから必要なのは、
   どうしたら人に頼らなくてすむかを考えることではなく
   人に頼るかわりに自分は何ができるかを考えること

こういった話題が身近に迫ってきて、
身につまされる歳になったことをひしひしと感じます。
そして、このような書物から新しい考え方や生き方を
学べることに感謝!です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする