今回取り上げている和田医師の著書は「見た目」がテーマです。
ただし「見た目」は非常に主観的なモノなので、人それぞれです。
本書での著者のお薦めは、大まかに言って「スーツ、時計、高級車」です。
仕立ての良い、良質の(高価な?)スーツ
p.49 最近は不景気が続き、人々の目も肥えていないので、そうではないかも
しれませんが、激安紳士服の店のスーツでは
ビジネスの世界では見下す人もいるでしょう。
確かに、良質で高価な洋服や時計、宝石は、一度身に着けてみると、
別の類似品を見たときに、それと同等なのか、またはもっと上等なモノ
なのかが判別できるようになるそうです。
でも、駆け出し・薄給の新入社員・衣服以外のことにお金を使いたい人・
子供の教育費や自分の書籍代などに重点を置く人もいることでしょうから、
著者のこの価値基準には賛同しかねます。
逆に、「安物を着ているから」といって見下す人種は少ないと思います。
むしろ「高級なモノを持っているという優越感」で、人を見下す人は結構
存在していて、それこそ人間として、あんまり尊敬されないのでは?
と思います。
私自身の価値観(着るものに対する考え方)は、
「①シンプルなファストファッションでも、②高価な服でも両方似合う人」
特に、安価でシンプルな服は体型が「チョイふと」では似合わないので、
体型キープの努力・知識・実践が必要ですから、①を重視します。
p.54で著者は「日本のユニクロやGU、スウェーデンのH&M、スペインのZARA
といったファストファッションの特徴は、誰にでも似合うように
作ってあることだと思います。だから普段はファッションに関心が
ない人が着ても、それなりにまともな格好に見えたりします。
と、書いていますが、上記理由で、これには大反論したいです。
ま、何にお金を使いたいかは、人それぞれなので、あれこれ言えませんが、
「お金が有り余っているなら、喜んでくれる人たちにまわして欲しい」です。