自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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ポリアモリー その6 タントラとヨガ

2024-08-21 05:37:06 | 生き方

p.155 ダントラとは「己に目覚めるための現実的な方法」であり体系である。

   ダントラの特徴の一つは、「頭で理解するのではなく、実行せよ」というように

   実践に重きを置く点である。

   タントラでは理性に基づいた倫理的な思考には限界があり、自分の体を

p.156 使って得られる理解の仕方があると考える。

 

   そこで実践するのがヨガである。すなわちタントラでは瞑想によって

   本源的な自己の探求を目指す。ポリアモリストの中に、嫉妬が生じた時に

   ヨガを実践する人々がいるのはこのためである。自分の体を使って、

   「今ここ」で起こっていることを感じ、理解し受け入れるための実践。

 

   タントラではそういったヨガ実践こそが、客観的に物事を見極めていく

   方法に繋がると考える。(中略)

 

   ここでいう「真の愛」は様々に解釈することができるが、その一つとして

   「自己への執着」を放棄したところにある「愛」が考えられる。

   タントラにおいて「自己への執着」は「他者への執着」でもある。

   なぜなら「他者への執着」-----あの人を所有したい、自分だけの存在で

   あってほしいという欲望----は自分を中心として世界を見るときに生じるからだ。

p.157 (中略)タントラの目的は己を中心に世界が展開していると考える

   自己中心的な視点を破棄し、宇宙中心の視点に転換することである。

 

自力整体の創始者・矢上 裕先生は「ヨガと自力整体は全然違うもの」と説明され、

私も長年、そのような解釈を伝えてきました。が、私の中では「根っこは同じ」。

ツボを刺激しながら極限まで伸ばしたり刺激することで、

①自力整体では自分の身体と対話し、不調の原因を探り、刺激します。

②ヨガでは、(多分)同じように自分の身体と対話しながら、一旦、自己を忘れ、

   「広い宇宙の中で生かされている自分を発見し、味わう」

ということなら、この二つは限りなく近い存在だと思うのです。

 

私はヨガを本格的に習ったわけではなく、書物やジムなどで触れただけなので、

上記②は、あくまでも個人的見解です。

 

 

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