6年も前の本ですが、頷ける点が多い、良い本でした。
著者は医者とか研究者ではなく「アスリート・コンサルタント」だそうです。
鴻池理論の骨子は
p.12 人間の体は2種類に分かれている
うで体=猫背型、あし体=反り腰
人間はそのどちらか2種類にきっちり分かれています。もちろん何事も
例外がゼロとは言えず、稀にどちらのタイプか判断できない100%バランスの
取れた人がいないことはありませんが、ほぼ全員がいずれかに分かれると
いっていいでしょう。そのため、私のセミナーでは集まってくるアスリート
たちを競技種目や性別、運動能力によって分けたりせず、うで体=イコール猫型か、
あし体=反り腰型だけを基準に分け、それぞれのタイプごとに体の使いかたを
指導し、トレーニングを行っているのです。
様々な老若男女・体型・骨格タイプを、本当にこんなに単純に二分できるのかなぁ?と
不思議に思いますが、私にかんしては確かに当てはまっていました。
p.14 人間は生まれた時はうで体だと思われます。やがて身長が伸び内臓も成長して
体が固まってくると、その間の生活習慣や環境、親からの遺伝などによって、
そのままうで体の人と、あし体に変わる人に分かれていきます。その要因の一つは、
普段着ている洋服です。体にピタッとしたタイトな服を上半身に来ている人は
あし体に、上半身に緩い服を着ている人はうで体になりやすく、こうした傾向は
近年ますます顕著に感じます。
なるほど。友人たちや生徒さんを見回すと、納得です。
恐ろしい(?)のは、この二つを理解すると、
服選び、くつ選び、椅子選び、寝具選び、そしてリビングのレイアウトにまで
影響が出る(=選び方を間違うと、ダメージが大きくなる)ようなのです。
明日からは具体的な例をみていきましょう。
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