吉田浩という画家は、相当有名な方らしいのですが、
絵画に関しては不調法な私なので、全く初めての御目文字でした。
展示されていたのは殆ど版画で、30~100刷ということ。
版画のことも良く知らなくて、小学校の図工の時間を思い出すと、
1色なら簡単ですが、色を変えて2回、3回と重ねていくなんて
ずれちゃいそうで、100回なんて聞くと、気が遠くなります。
登山が趣味だったそうで、国内はもちろん、世界の有名な山の風景がズラリ。
上の絵はアメリカのエル・キャピタン・・・・・ヨセミテ国立公園の中にある、
ロッククライミングの聖地です。30年以上前に職場の友人夫婦と私の三男と
キャンプ場に泊まり、毎日ハイキングを楽しんだ思い出が蘇ります。
絵を鑑賞する心得は、シェア奥沢の西洋絵画講師・宮本氏から
「楽しめばイイんですよ」と教わってから、とても気楽になりました。
何が好きか? どこに魅力を感じるか?
私の場合は、夫婦で百名山とか、世界の山々も少しは楽しんだので、
吉田氏の絵を眺めると、夫との懐かしい山行が蘇って胸が熱くなりました。
ツエルマットの街から観たマッターホルンは、夫婦で初めて行ったスイスの山。
自然を愛する吉田氏は、たくさんの素敵な言葉を残されています。
吉田絵画コーナー出口ではパノラマの大画面で解説をみることができ、
示唆に富んだ言葉も堪能できました。
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