今年の始め頃、NHK金曜日朝のインタビューコーナーで
原田マハさんが絶賛していた「美術の物語」を読んでいます。
重たくて、両手でも持ち上げては読めないので、テーブルに
台(ピーナッツが入っていた段ボール箱)を置いて支えるほど。
8500円もする立派な装丁です。(私は図書館で借用)
同じ考えの人が多いらしく、人気の本ですから2週間で
返さねばなりません。が、「流し読みして終わり」では
意味がないので、じっくり読んで、今回は5章までで終わり。
(全体では28章まであるので、再度申し込みます。)
私は若いころから音楽とスポーツのみが趣味で、
美術には不調法でした。数年前にシェア奥沢で美術講座に出会い、
解説を聞いて、絵を見る楽しさが分かってきたところです。
ゴンブリッジ氏はとても偉い方らしいですが、文章が平易で、
内容が分かりやすいのが素晴らしいです。
「難しいことを易しく言う!」何につけても重要だと思いました。
この本のネット解説を拾ってみると、
「ギリシャ、ルネサンス、印象派…などと細切れではなく、
洞窟壁画から現代アートまで、まるで大河のように美術の流れを
捉えることができるのが本書の醍醐味(だいごみ)。
何度読んでも新しい発見がある」と竹下さん。
著者ゴンブリッチ(1909~2001年)は美術史の泰斗だが、
語り口は平易で楽しい。分厚い大著は買っただけで満足しがちだけど、
こちらは夜な夜な開きたくなる。(黒沢綾子)
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