本書は「現代の子どもたちの視力や学力を憂える眼科医」からのメッセージです。
私は自分のドライアイを憂えて、「スマホにも気をつけなくちゃ!」と思って
読んだのですが、<子供たちにとって>相当恐ろしい状況でした。
p.2 視力が落ちる。目が疲れる。乾く。かすむ。
でも実はスマホの本当の怖さは別にあります。眼球運動が鈍くなる。
視野が狭まる。内斜視の原因になる。依存性を高める。
運動能力や学習能力、コミュニケーション能力の低下も招く
著者は 「スマホの見過ぎで見る力が失われると、何が起きるのか?
眼球をスムーズに動かす力。周辺視野を認識する。力立体感や
遠近感を掴む力がなくなってしまう」と言っているのです。
私くらいの団塊世代はもう、あまり関係がないかもしれません。
何しろ、小さい頃はスマホなんかなくて、近くを見るのは読書のときくらい。
海や山、川、公園などの屋外を走り回る生活でしたから。
でも、現代の子どもたちの目や思考能力までが心配な状況ならば、
「もう関係ない」とは言っていられません。どうすれば良いのかは
本書に書いてありますが、果たして実行できるのかどうか?
でも、事実を知ってしまったなら、若い世代に話を繋いでいくことが
義務だと思います。
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