ロンドン五輪も前の話題と言う感じだけど、データをじっくり見ることが好きなので、各種目の結果を見てみた。そして思ったことのまとめ。まずクイズ。(答えは最後の方で。)
Q1.日本は金メダル7個で、世界10位だった。では、金メダル獲得数が日本を上回り8個以上獲得した9か国をすべて答えなさい。(ちなみにオーストラリア、カザフスタンも7個で同数。)これは国別ランキングを見てない人には、超難問。もちろん誰でも8国中の5つ位は判るだろうけど。
Q2.日本が今までにメダルを取ったことがない競技種目を答えなさい。(11種あると思う。)
オリンピックというか生中継のスポーツは割と好きだけど、今回はいつもより見た気がする。朝早起きする必要がない「自由人」の上、時差の関係で見やすかった。北京やシドニーなどは時差がないから見やすいかというと、昼間行われる大部分の競技は仕事などで生では見られなかった。日本は東経135度が標準時だから(経度ゼロのロンドンとは)、時差が9時間あるはずである。(細かい説明はしないけど、経度が15度ずれると1時間違う。国ごとに統一するので計算通りではないけど。)でも時差は8時間と言ってたから、きっとサマータイムなんだろう。現地の正午が日本で午後8時。夜7時が日本で午前3時。だから夜間に行われた決勝などを別にすれば、まあ時間的にはいい感じだった。ブラジルは日本の正反対でちょうど12時間違うので、リオ五輪は見にくいな。(日本が午前0時の時、リオは前の日の正午。)
今回一番すごかったのは、やはりウサイン・ボルトだと思う。ジャマイカの予選では2位だったけれど、やはり五輪では圧倒的だった。100m、200mであんなに差が付くものなのか。何よりすごいのは400mリレー。タイムは36秒84である。初の36秒台。ボルトの100mは五輪新の9秒63。全員このタイムで走れば、38秒52になるはずである。それが1秒以上早い。タイムを4人で割れば一人9秒21である。まあ、2走以後は助走しながらバトンを受けるので、スタートが違うんだろうし、ボルトも一番一生懸命走っている気がした。200m男子はジャマイカが金銀銅だったけど、では女子はどうなのか。あまり報道されなかったけど、100m金、200m銀を取ったのがフレーザープライス、100m銅、200m4位がキャンベルブラウンというジャマイカの女子選手である。遠からず女子短距離界もジャマイカ選手が独占するのではないか。
日本の男子400mリレーはメダルも期待できると言われていたが、結局5位だった。しかし、期待できるという中には、バトンで失格するチームが出やすいので頑張って欲しいと解説者が言っていた。北京はそれで銅メダルだと思ったけど、他国の失敗期待とはねえ、と思った。結局どこも失敗せず5位だけど、日本は100も200も準決勝にようやく残った選手がいるだけなのに、よくチームで健闘して5位になったということだと思う。失格と言えば、競歩というものを生で全部見てしまった。女子20キロ。これは実に不思議な競技だなあ。不思議な歩き方はもちろん知ってたけど、失格があんなに多いとは知らなかった。審判員が何人も見ていて、選手にイエロー、レッドの通知を出す。日本の男子選手も一人失格してるけど、とにかく歩形違反でたくさん失格する競技なのである。一人二人ではない。もう何人もいっぱい失格していくのである。そのカードの出し方も複雑なルールがあるようだ。競技中にリスが道に出てきて飛び跳ねていた。アナウンサーは「このリスは足を付けずに跳ねてるので、歩形違反で失格ですね」なんてジョークを飛ばしてた。競技はロシアのベテランが世界記録レベルでどんどん行って、優勝かと思う直前にロシアの若手が追い抜いて逆転で世界新を出した。どんどんベテラン選手が飛ばしてる時に、放送では「先頭をひた歩いています」と言っていた。「ひた走る」という言葉は、「ジャイアンツが優勝に向けひた走っています」などと比喩で普通に使うけど、競歩ではその言葉が使えないわけだ。「ひた歩く」と言うしかない。
今回日本はチーム競技が頑張っていたので、最後まで楽しめた。男女サッカーや女子バレーが予選敗退だったら後半の盛り上がりが大分そがれた。個人競技でも、団体戦やダブルス、リレーなどの成績が良い競技が多かった。卓球、フェンシング、アーチェリー、水泳の男女メドレーリレー、バドミントンなどなど。これは東日本大震災以来の「絆」の勝利だと言われると「ホントかな」という気もするけど、僕ではなく高橋尚子がそう書いていた。各競技とも有力選手は大体、被災地を訪れ慰問や子どものスポーツ教室などに参加してきたという。そういう経験はやはり団体競技のモチベーションを高めるんだというから、まあそうかもしれない。それより「ジャパンハウス」の設置なんかの方が大きかったのかもしれないが。でも今回もやはり各選手には「家族」の方が大きかったと思う。選手は大体20代が多く、若いと10代。30代もいるけど、そうなると配偶者や子ども。若いうちは親の力が大きい。世界的選手になるには家族の支えがないとダメなのは当たり前だろうけど、それにしても報道は「家族の物語」がいつも多い。でも競技の場に立つときは、最後は一人である。「個の力」をアップするということが、スポーツに限らず日本人の課題なのではないかとも思った。
見ていて僕が一番緊張したのは、実はアーチェリー個人古川選手の準決勝である。オランダの選手と決勝進出をかけ、70m離れて射る。1射ごとに的の中心との距離で得点が決まり、その回のポイントとなる。リードされていたけど、最後に追いついて同点になった。そこでお互いに1射して決着をつけることになった。1回しか射ることができない。屋外で少し風もある。その1射の勝負に勝って古川選手は決勝進出になった。この1射は見ていて、ヒリヒリするような緊張感があった。その生中継が突然NHKに入ってきたのである。(そのくせ決勝はなんか他競技があって生中継はなかった。)ついでに書くと、今生中継見てたところだというのに、そういう時にNHKは「ニュース速報」を出して、「アーチェリー古川選手、メダル確定、決勝進出へ」なんて出る。知ってるよ、今見てたんだから。
さて、僕は日本のメダル数のそんなに関心はないけど、この前5個くらいかなと書いた。女子レスリングで3個と見たのである。男子レスリングとボクシングが最後の最後に金メダル。特にボクシングは快挙ではないか。柔道は女子金1個で、男子惨敗というけど、確かに世界選手権はもう少し取れるときが多いようだけど、メダル数はこんなものではないか。去年の世界選手権はメダル数が男子5、女子10。今回は男子4、女子3である。女子の世界選手権メダル数が多いのは、1国で2人出ていいためで、金銀とも日本が取った階級が2つある。優れた選手が多いため国内選考に関心が集まり、五輪代表になれた時点で目標のかなりを実現してしまったのではないか。今回はむしろ女子柔道が期待外れだったことになる。でも、韓国生まれのテコンドーは、さぞ韓国が独占してるだろうと思うと、男女4階級で全32個のメダル数のうち、女子が金1、男子が銀1の2個しか取っていない。韓国では「韓国のお家芸がこれでいいのか」という声はあるのだろうか。柔道もテコンドーも世界競技になったということを証明しているだけなんだと思う。
冒頭のクイズの答え。8個以上取った国は、米中、地元のイギリス、ロシアと来る。韓国が大活躍で5位。あと4つはどこか。ヨーロッパの大国を挙げておこうかと、ドイツ、フランス、イタリアと答えれば当たり。でもそれでは8つにしかならない。もう一つはどこか。これは見て知ってる人以外は当てるのは難しいだろう。ハンガリーである。カヌーで3つ取ってる他、ハンマー投げや体操のあん馬はハンガリー選手が金だった。小さい国、特にアジア諸国も少しずつメダルを取りつつある。ペルシア湾岸のカタールが銅を2つ、バーレーン、クウェート、サウジアラビアが銅1個を取っている。何かと思えば、女子1500mでバーレーンのジャマル選手が取っている。(エチオピアの少数民族出身で、母国では選手に選ばれず、米国とノルウェーへの亡命が認められず、バーレーンに国籍を移した。)カタールの一人は男子走り高跳び、もう一人は射撃。クウェートも射撃。サウジは馬術団体。王族がヨーロッパで馬術をしてるんかな。射撃はインドが2つメダルを取ってる。日本でも射撃選手は自衛隊や警察が多いわけで、どの国にも警察や軍隊はあるから射撃は新興国でも強化が可能なのではないか。イスラム圏のチュニジアのグリビ選手が女子3000m障害で銀メダルを取っている。これはムスリム女性の快挙ではないかと思うけど、ユニフォームが肌の露出しすぎと非難されてるらしい。
さて、日本がメダルを取ったことがない競技。まず思ったのがバスケットボール。ついで近代五種。新体操とトランポリン、トライアスロン、ビーチバレーといった新種の競技。ボートとカヌーもメダルがない。(セーリングはある。)水関係では、飛び込みと水球も。ハンドボールもそう。(ハンドボールが五輪種目ということ自体がなかなか思いつかないけど。)この11種目ではないかと思う。(間違ってるかもしれない。)
すごくびっくりするんだけども、ホッケーは戦前の32年ロサンゼルス大会で銀メダルを取ってる。しかし、インドとアメリカと日本しか参加国がなかったという話。出ればメダルのところ、日本はアメリカに勝って銀メダル。インドは大英帝国の植民地だけど、インドとして参加が認められていた。この大会では馬術でもバロン西(西竹一)が取っている。テニスはもっと前の1920年アントワープ大会で、シングルスで熊谷一弥、ダブルスで熊谷&柏尾誠一郎が銀メダルを取った。日本初のメダリストはテニス。卓球、バドミントンが今回が初メダル。
今回ボクシング女子が種目となって、男子がある種目は全部女子もあることになった。でも、全種目男女で実施と書いた記事も見たけど、それは間違い。シンクロナイズド・スイミングと新体操は女子だけではないか。(ビーチバレーは男女ある。)長くなってしまったけど、トリビアルな五輪談義も終わりにしましょう。
Q1.日本は金メダル7個で、世界10位だった。では、金メダル獲得数が日本を上回り8個以上獲得した9か国をすべて答えなさい。(ちなみにオーストラリア、カザフスタンも7個で同数。)これは国別ランキングを見てない人には、超難問。もちろん誰でも8国中の5つ位は判るだろうけど。
Q2.日本が今までにメダルを取ったことがない競技種目を答えなさい。(11種あると思う。)
オリンピックというか生中継のスポーツは割と好きだけど、今回はいつもより見た気がする。朝早起きする必要がない「自由人」の上、時差の関係で見やすかった。北京やシドニーなどは時差がないから見やすいかというと、昼間行われる大部分の競技は仕事などで生では見られなかった。日本は東経135度が標準時だから(経度ゼロのロンドンとは)、時差が9時間あるはずである。(細かい説明はしないけど、経度が15度ずれると1時間違う。国ごとに統一するので計算通りではないけど。)でも時差は8時間と言ってたから、きっとサマータイムなんだろう。現地の正午が日本で午後8時。夜7時が日本で午前3時。だから夜間に行われた決勝などを別にすれば、まあ時間的にはいい感じだった。ブラジルは日本の正反対でちょうど12時間違うので、リオ五輪は見にくいな。(日本が午前0時の時、リオは前の日の正午。)
今回一番すごかったのは、やはりウサイン・ボルトだと思う。ジャマイカの予選では2位だったけれど、やはり五輪では圧倒的だった。100m、200mであんなに差が付くものなのか。何よりすごいのは400mリレー。タイムは36秒84である。初の36秒台。ボルトの100mは五輪新の9秒63。全員このタイムで走れば、38秒52になるはずである。それが1秒以上早い。タイムを4人で割れば一人9秒21である。まあ、2走以後は助走しながらバトンを受けるので、スタートが違うんだろうし、ボルトも一番一生懸命走っている気がした。200m男子はジャマイカが金銀銅だったけど、では女子はどうなのか。あまり報道されなかったけど、100m金、200m銀を取ったのがフレーザープライス、100m銅、200m4位がキャンベルブラウンというジャマイカの女子選手である。遠からず女子短距離界もジャマイカ選手が独占するのではないか。
日本の男子400mリレーはメダルも期待できると言われていたが、結局5位だった。しかし、期待できるという中には、バトンで失格するチームが出やすいので頑張って欲しいと解説者が言っていた。北京はそれで銅メダルだと思ったけど、他国の失敗期待とはねえ、と思った。結局どこも失敗せず5位だけど、日本は100も200も準決勝にようやく残った選手がいるだけなのに、よくチームで健闘して5位になったということだと思う。失格と言えば、競歩というものを生で全部見てしまった。女子20キロ。これは実に不思議な競技だなあ。不思議な歩き方はもちろん知ってたけど、失格があんなに多いとは知らなかった。審判員が何人も見ていて、選手にイエロー、レッドの通知を出す。日本の男子選手も一人失格してるけど、とにかく歩形違反でたくさん失格する競技なのである。一人二人ではない。もう何人もいっぱい失格していくのである。そのカードの出し方も複雑なルールがあるようだ。競技中にリスが道に出てきて飛び跳ねていた。アナウンサーは「このリスは足を付けずに跳ねてるので、歩形違反で失格ですね」なんてジョークを飛ばしてた。競技はロシアのベテランが世界記録レベルでどんどん行って、優勝かと思う直前にロシアの若手が追い抜いて逆転で世界新を出した。どんどんベテラン選手が飛ばしてる時に、放送では「先頭をひた歩いています」と言っていた。「ひた走る」という言葉は、「ジャイアンツが優勝に向けひた走っています」などと比喩で普通に使うけど、競歩ではその言葉が使えないわけだ。「ひた歩く」と言うしかない。
今回日本はチーム競技が頑張っていたので、最後まで楽しめた。男女サッカーや女子バレーが予選敗退だったら後半の盛り上がりが大分そがれた。個人競技でも、団体戦やダブルス、リレーなどの成績が良い競技が多かった。卓球、フェンシング、アーチェリー、水泳の男女メドレーリレー、バドミントンなどなど。これは東日本大震災以来の「絆」の勝利だと言われると「ホントかな」という気もするけど、僕ではなく高橋尚子がそう書いていた。各競技とも有力選手は大体、被災地を訪れ慰問や子どものスポーツ教室などに参加してきたという。そういう経験はやはり団体競技のモチベーションを高めるんだというから、まあそうかもしれない。それより「ジャパンハウス」の設置なんかの方が大きかったのかもしれないが。でも今回もやはり各選手には「家族」の方が大きかったと思う。選手は大体20代が多く、若いと10代。30代もいるけど、そうなると配偶者や子ども。若いうちは親の力が大きい。世界的選手になるには家族の支えがないとダメなのは当たり前だろうけど、それにしても報道は「家族の物語」がいつも多い。でも競技の場に立つときは、最後は一人である。「個の力」をアップするということが、スポーツに限らず日本人の課題なのではないかとも思った。
見ていて僕が一番緊張したのは、実はアーチェリー個人古川選手の準決勝である。オランダの選手と決勝進出をかけ、70m離れて射る。1射ごとに的の中心との距離で得点が決まり、その回のポイントとなる。リードされていたけど、最後に追いついて同点になった。そこでお互いに1射して決着をつけることになった。1回しか射ることができない。屋外で少し風もある。その1射の勝負に勝って古川選手は決勝進出になった。この1射は見ていて、ヒリヒリするような緊張感があった。その生中継が突然NHKに入ってきたのである。(そのくせ決勝はなんか他競技があって生中継はなかった。)ついでに書くと、今生中継見てたところだというのに、そういう時にNHKは「ニュース速報」を出して、「アーチェリー古川選手、メダル確定、決勝進出へ」なんて出る。知ってるよ、今見てたんだから。
さて、僕は日本のメダル数のそんなに関心はないけど、この前5個くらいかなと書いた。女子レスリングで3個と見たのである。男子レスリングとボクシングが最後の最後に金メダル。特にボクシングは快挙ではないか。柔道は女子金1個で、男子惨敗というけど、確かに世界選手権はもう少し取れるときが多いようだけど、メダル数はこんなものではないか。去年の世界選手権はメダル数が男子5、女子10。今回は男子4、女子3である。女子の世界選手権メダル数が多いのは、1国で2人出ていいためで、金銀とも日本が取った階級が2つある。優れた選手が多いため国内選考に関心が集まり、五輪代表になれた時点で目標のかなりを実現してしまったのではないか。今回はむしろ女子柔道が期待外れだったことになる。でも、韓国生まれのテコンドーは、さぞ韓国が独占してるだろうと思うと、男女4階級で全32個のメダル数のうち、女子が金1、男子が銀1の2個しか取っていない。韓国では「韓国のお家芸がこれでいいのか」という声はあるのだろうか。柔道もテコンドーも世界競技になったということを証明しているだけなんだと思う。
冒頭のクイズの答え。8個以上取った国は、米中、地元のイギリス、ロシアと来る。韓国が大活躍で5位。あと4つはどこか。ヨーロッパの大国を挙げておこうかと、ドイツ、フランス、イタリアと答えれば当たり。でもそれでは8つにしかならない。もう一つはどこか。これは見て知ってる人以外は当てるのは難しいだろう。ハンガリーである。カヌーで3つ取ってる他、ハンマー投げや体操のあん馬はハンガリー選手が金だった。小さい国、特にアジア諸国も少しずつメダルを取りつつある。ペルシア湾岸のカタールが銅を2つ、バーレーン、クウェート、サウジアラビアが銅1個を取っている。何かと思えば、女子1500mでバーレーンのジャマル選手が取っている。(エチオピアの少数民族出身で、母国では選手に選ばれず、米国とノルウェーへの亡命が認められず、バーレーンに国籍を移した。)カタールの一人は男子走り高跳び、もう一人は射撃。クウェートも射撃。サウジは馬術団体。王族がヨーロッパで馬術をしてるんかな。射撃はインドが2つメダルを取ってる。日本でも射撃選手は自衛隊や警察が多いわけで、どの国にも警察や軍隊はあるから射撃は新興国でも強化が可能なのではないか。イスラム圏のチュニジアのグリビ選手が女子3000m障害で銀メダルを取っている。これはムスリム女性の快挙ではないかと思うけど、ユニフォームが肌の露出しすぎと非難されてるらしい。
さて、日本がメダルを取ったことがない競技。まず思ったのがバスケットボール。ついで近代五種。新体操とトランポリン、トライアスロン、ビーチバレーといった新種の競技。ボートとカヌーもメダルがない。(セーリングはある。)水関係では、飛び込みと水球も。ハンドボールもそう。(ハンドボールが五輪種目ということ自体がなかなか思いつかないけど。)この11種目ではないかと思う。(間違ってるかもしれない。)
すごくびっくりするんだけども、ホッケーは戦前の32年ロサンゼルス大会で銀メダルを取ってる。しかし、インドとアメリカと日本しか参加国がなかったという話。出ればメダルのところ、日本はアメリカに勝って銀メダル。インドは大英帝国の植民地だけど、インドとして参加が認められていた。この大会では馬術でもバロン西(西竹一)が取っている。テニスはもっと前の1920年アントワープ大会で、シングルスで熊谷一弥、ダブルスで熊谷&柏尾誠一郎が銀メダルを取った。日本初のメダリストはテニス。卓球、バドミントンが今回が初メダル。
今回ボクシング女子が種目となって、男子がある種目は全部女子もあることになった。でも、全種目男女で実施と書いた記事も見たけど、それは間違い。シンクロナイズド・スイミングと新体操は女子だけではないか。(ビーチバレーは男女ある。)長くなってしまったけど、トリビアルな五輪談義も終わりにしましょう。