尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

ムアツ布団讃歌

2012年11月19日 22時57分55秒 | 自分の話&日記
 土曜日にちょっと疲れてるなと思った。急に寒くなってきたし、11月もいろいろあったから疲れたかなと。普通なら一日休むと元気になるけど、日曜になっても何だかだるかった。あれ、風邪引いてるのかなと熱を測ったら、35度台。まあこういうことはよくあるのだった。熱が出るのではなく、低体温になってしまう。季節の変わり目に身体が付いてけない。全く僕は変温動物なんではないか。本当はこのまま自然に体温が下がり続け、生命活動も低下していって冬眠に入ってしまうというのが、動物の自然なあり方なのではないか。ということで、ブログも見ず、Facebookも見ずに過ごした。これが案外気楽でいい。まあ本を読むぐらいの元気はあったので、ポール・セル―「鉄道大バザール」を読み続けた。

 若い人が時々「やりたいことは」と問われて「寝たい」と答えたりする。去年上野千鶴子、古市憲寿トークショーでも、古市さんがそんなことを言って、会場からはブーイングが起こっていた。が、僕は少し違うと思う。「ずっと寝ていたい」というのは、若い時のみに許された特権的な楽しみではないかと思うのだ。年取ってくると、いろいろ責任があることが多くなる。今日は修学旅行の引率で早起きしなくてはならないというような時に、前夜には寝過ごすと大変だなと思いつつ、いつも自然に目覚ましが鳴る前に目が覚める。そういう風になるものである。そういう責任ある月日を長く過ごして、「老い」が近づいてくると、もう身体が長く寝ていられない状態になっている。血液の循環も悪くなり、腰や肩や膝やあれやこれやが痛くなり、おちおち寝返りも打てない。眠りは浅くなり、ちょっと寝ては起きてしまう。犬的生活になっていくのである。僕はそこまではいってないけど、だんだんそういうことがわかるようにはなってきた。いつまで寝てたいなんて、若い時しか言えない言葉なんだなあということが

 ところで、僕は旅行が若い時から大好きなんだけど、長くなってくると家に早く帰りたいなあという気が強くなってくる。いや、それは誰でもそうなのかもしれないが、僕の場合は「フトン」が理由なのである。結婚して以来僕はずっと「ムアツ布団」を愛用してきた。最近、「なでしこジャパン」の澤穂希選手がイメージキャラクターに起用されてテレビCMも流れてるから、使ってなくても知ってる人は多いだろう。


 昔から身体的理由で小さな腰痛があるのだが、この「ムアツ」でかなり防げていると思う。旅館で厚いマットレスなんかが続くと、てき面に腰が悪くなってくる。「体圧分散」を理想的に実現してくれる「ムアツ」を身体が欲してくる。ムアツ布団はHPによると、「安定した寝姿勢を保つことができる「ムアツ」。 宇宙ロケットの突端の形状(タマゴ型)からインスピレーションを得て、開発されました。 “いい眠り”のためには、従来の敷きふとんのように体に「面」で触れず、 「点で支える」ことが重要だったのです。」ということだ。最初ちょっと違和感があるかもしれないが、すぐ慣れる。

 とは言っても、けっこう高いので若い人が自分で買うのは大変だろう。ちゃんと買うと、数万円から10万近くする。独立してある程度余裕ができたときでないと買えないかもしれないが、とにかく絶対おススメ。特に腰痛を感じている人、スポーツやってる人、肩や背中が凝り性の人、絶対これがいいと思う。ということで、土日はムアツに寝転がって読書三昧だったというわけ。なお、「ムアツ枕」というのもセットで売ってるんだけど、僕はそれはどうもおすすめではないと思う。枕は「通販生活」で18年連続1位という、スウェーデン製の「メディカル枕」が一番いいと思う。上野千鶴子さんの推薦がHPに出てます。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする