子供の頃、暮れになるとあちこちで餅をついていた。佐久は米どころだし田舎だからまだまだそういうのは残ってるもんだと思ってたけどそうでもないようだ。ここに来てから6回目の暮れを迎えるけど餅をついてる所は1度も見てない。今は餅つきは家でするものではなく行事でやるものになってしまった。
臼は欅で作るけど、その大きさも形もそれぞれ。うちのより小さいのもあれば大きいのもあった。だからうちのは並の大きさだと思っていたが最近うちの臼を見るたびにこれは大きいと言う人ばかり。そういえばホームセンターに売ってるのは小さかったな。ちょっと蹴飛ばせば転がるようなのは臼じゃないぜ。
初めて大きさを測ってみたらこんなもんだった。重さはよく分らないけど100kg近くあるのかな。この臼は爺さんが仲間と一緒に欅を分け合って作ったものだ。少なくとも70年前後経っているが何処も悪いところがない。ローテク物って長持ちする。
直径 | 55cm |
内径 | 40cm |
深さ | 23cm |
高さ | 57cm |
23日(金)は山梨まで行って餅つき。本当はこの家でつきたいんだけど、でかい臼を持って来れないので暫くは山梨で餅つきだ。その餅つきもここ何年か東京と神奈川からやってくるクライマー仲間とやるようになったので賑やかである。
彼らがわざわざ手間隙かけてやってくるのは、どうやらつきたての餅の美味さにはまってしまったようだ。最近は幼稚園とか町内会でも餅つき大会をやってるけど、皆で一緒に食べる頃には冷めてしまったりするし、出来不出来もあるようで思ったよりも美味しくはないらしい。実際彼らと一緒についてみても何が違うんだろうね、なんと思うくらい差があったりする。
ところで毎年思いつつも次の年には忘れてしまうことがある。うるち米は色々と銘柄があるのに餅米にはそういうのがない。せいぜい2種類くらいしか店頭に並んでない。この餅米だって美味しいのとそうでないのはあるに違いない。来年こそは美味しいもち米をと思いつつ数日前に慌ててスーパーに買いに行ったりする。新潟辺りには色々な餅米ってあるのかな?
持ちつきの日の朝食はご飯ではなく餅だ。だから朝飯前につかないといけない。餅つきは大変だなんて思ってる人は多いだろうけど、実際つき始めると10分かかるかどうかだ。強いて言えば餅米を蒸したり、出来た餅をのしたりする方が時間も手間もかかるかもしれない。
男手が無くなった小6の時、婆さんとつき始めたのが最初だ。婆さんが娘婿達に頼んだものの大変だからと言われて皆断られ、仕方なく婆と孫でつくことになった。だから1年に1度とはいえ歴史だけは長いし、しかも毎年欠かさずついてきた。
最初は餅米が途中で固まったらどうしようとか色々と心配しながら始めたけど、いざついてみたら10分もかからなかった。今は1回で2升、約3kgの餅米をついてるが、当時はその半分くらいだったか3分の2くらいだったかな。それにしてもあっけなくつき終わったのは意外だったのを今でも覚えてるし、こんな事の何が大変なんだろう、と。
ただ小6の子供がやるにしては杵は大きくて扱いが厄介で、暫くの間は臼の角に杵を何度もぶつけてた。なので時々木屑の入ってる餅が出来る、というのが何年か続いた。
男手が無くなった小6の時、婆さんとつき始めたのが最初だ。婆さんが娘婿達に頼んだものの大変だからと言われて皆断られ、仕方なく婆と孫でつくことになった。だから1年に1度とはいえ歴史だけは長いし、しかも毎年欠かさずついてきた。
最初は餅米が途中で固まったらどうしようとか色々と心配しながら始めたけど、いざついてみたら10分もかからなかった。今は1回で2升、約3kgの餅米をついてるが、当時はその半分くらいだったか3分の2くらいだったかな。それにしてもあっけなくつき終わったのは意外だったのを今でも覚えてるし、こんな事の何が大変なんだろう、と。
ただ小6の子供がやるにしては杵は大きくて扱いが厄介で、暫くの間は臼の角に杵を何度もぶつけてた。なので時々木屑の入ってる餅が出来る、というのが何年か続いた。