大変です、サンマ焼いてます！

　サンマ焼いてたのは話するのも怖いくらいの相当ガラの悪い学生だったのか。そうではなくて、これは極悪非道な事なので直接注意せず１１０番だったのかな。普通煙だったら消防署だもんなぁ。

　まぁそれにしても色々とやりにくい世の中だね。公園でキャッチボールするな、スケボーするな、芝生に入るな。焚き火なんてもってのほかか。だいたい落ち葉焼いててもダイオキシンってのが不思議。

　うちは薪ストーブなんだけど、やってる事は焚き火と大差ない。でもこれはアリみたいだ。それと近所の人が湯を沸かすためと言えば焼却炉で火を燃やしてもＯＫなんだと教えてくれた。これも変な話だ。地面に落ち葉の山作って燃やす、栗や芋を調理してるんだって言えばいいのかな？

　年末になると大掃除してゴミを燃やす。障子紙や藁かな、そういうのを燃やした時の匂いかなぁ、これを嗅ぐといよいよ正月だなぁって感じなんだけど、そんな風情も今は絶滅か。

二十歳からの５０年後

　ブリジッド・バルドー(以下、ＢＢ)がアメリカの副大統領候補のペイリンを批判したってことでニュースになっていた。写真もあったが誰？　って感じ。うちらの世代より上だけど元祖セクシー女優の変り様にはびっくり。そりゃまぁ２０代からいきなり飛んで７４歳の姿を見たのでは仕方ない。

　浦島太郎は玉手箱を開けて何年くらいワープしたんだろ。１００年以上なら知り合いは全く居ないけど中途半端に５０年くらいだと人々の変り様に腰を抜かすだろうな。でも日本だと八千草薫なんかＢＢより年上だけど美しさを保ってるし、森光子なんてもっと上なのに若い頃の印象と変らない。ということはＢＢが変り過ぎ？

　１５年ほど前、中学校の同窓会の話があったけど行かなかった。その後集合写真が送られてきたけど、随分と先生が増えたもんだとシミジミ。頭のてっぺんがおでこな人とか。写真の顔が小さいこともあって面影の無い人が多かった。その中に１人だけ女の人で若い頃より綺麗になった人がいたな。

　中学高校時代を過ごした山梨に行くとたまに同級生に会う。次の２例は４０を過ぎた頃の話。ある女性は直ぐに分った。全く変ってないってこともないので殆ど変ってないねと言ったら全然でしょと叱られた。それ以来少々の違いの場合は全然と言うようになった。そしてもう１人はというと、綺麗な人が居るなぁと思わず見てしまった人。すると向こうは気が付いてちょっと会釈し、こちらに近づいてきた。名前を言われてびっくり。自分より当然若いと思ったら同級生だった。それにしても綺麗になり過ぎ。完敗だった、って何の勝負？

ノーベル賞受賞にそんなに喜べるのか？

　アインシュタインがノーベル賞を受賞したのはあの有名な相対性理論ではなく光電効果だ。だから理論物理学者が３０年も４０年も経ってから受賞というのは仕方のない面がある。でも化学賞の方はちょっと遅過ぎじゃないのかな。

　今夜空に見えてる星は今存在するかというと、何とも言えない。何故ならあの光は何万年もかけてようやく地球に届いたからだ。何万年は星の時間からすると一瞬だろうけど、それでも存在してるかどうかは分からない。３０年も４０年も前の研究でノーベル賞という凄い賞を４人も貰ったからといって今の日本がそういう研究に熱心だったり人材が育ってるかというと怪しい。博士になったのに就職出来ないなんて問題もあるし。

　バブルの頃、頭脳流出なんて言葉を良く聞いたし、メーカーに行くような勉強をしたのに証券会社に就職する人も多かった。１０年くらい前、東大の医学部に生物を履修してない学生が入学して高校レベルの授業をしてるなんて立花隆が指摘してた。そしてゆとり教育はダメじゃないかなんて言われ始めた。ＴＶではおバカキャラが人気で小学生でも分るようなクイズ番組だらけ。

　実社会はというと、物作りは工賃の安い中国だの東南アジアに移ってもう随分と経つ。農産物なんて金稼いで外国から買えばいいじゃんと言う評論家。日本人は教育水準が高いから付加価値のある製品を作ってっていう能天気な評論家。思うに物を作るとかそういう広い底辺が無くて高い頂点があるのかというと、それは無理だろう。ノーベル賞受賞って、高いけど周囲が絶壁の山。これは壮年期の山でやがて絶壁は崩れ落ちて老年期の低い山になる、そんな感じだ。