誤探知、今年の流行語大賞決定？

　誤探知、その筋の用語なんだろうけど昭和的感覚だとオタンチンに聞こえる。まぁ何というか、北朝鮮はこの様子を知ってるだろうけど笑いが止まらないだろうなぁ。この失態で衆議院の選挙は先になりそうだな。支持率確実に落ちてるわな。

　この誤報に素早く反応した自治体は混乱したようだけど、訂正があるまで反応しなかった自治体はあったのかな。それにしても格好悪過ぎる。最新鋭のナンチャラ・システムを導入してても一番肝心なところで人間がミスしてるんじゃどうしようもない。

　これで今年の流行語大賞は誤探知、そして今年の漢字は誤だな。ところで真相はどうなんだろう。本当にレーダーが何かに反応したのかな。こんな可能性もありそうだけど。

「 今回は我が自衛隊の防衛能力を全国民が注目している 」

「 はいっ 」

「 落下だけでなく人体に毒性のある燃料も問題だ 」

「 はいっ 」

「 なので迅速に対応しないといけない 」

「 はいっ 」

「 飛翔を察知したら直ちにこのボタンをクリックせよ 」

「 はいっ 」

「 この赤いボタンだ、分るな 」

「 はいっ、これですね 」 カチッ

「 あ、バ、バカモン、訂正通知を早く出せ 」

「 えっと、緊急時メニューを開いて、う～ん、何処だろう 」

「 早くせんか！ 」

「 あ、ありました！ 訂正通知送信、ここをクリック、と 」

「 ふーーっ、これで間に合ったか 」

「 あれ？　本当に訂正通知を送信しますか、って出てます 」

「 バカモン、何をしてる！ 早くせんか！ 」

「 ダメです、何度 はい を押しても出て来ます 」

「 電話だ電話！ 」

「 03-3581-0101 (※)」

「 この番号は現在使われていません… 」

「 官邸の電話番号が変ったようです 」

「 お前が間違え、あぁぁぁぁ、もう５分も経ったじゃないかぁ 」

※　参事官が出るそうです。

磁石は電気を通すか

　中学３年の頃、「 先生、磁石は電気を通すんですか 」 と馬蹄形の磁石を見せて聞いたことがある。少しでも磁気と電気の関係を知ってると確かめた事も無い問題に躊躇するもんだけど、ちゃんとした知識のある理科の教師でも意表を突かれたようだ。微かな記憶ではその磁石は電気を通した。

　しかしこんな問題もうちのヨメに言わせれば考える余地の無い事だそうだ。通すに決まってるじゃん、の一言。幸いボッケ家にはテスターという強い味方がある。試しに冷蔵庫の壁にメモを張り付けている磁石にテスターの針を当ててみる。ピクリとも動かない。他の磁石も同様だった。今時の磁石は皆そうなのかな。

　なんでなんでと聞いてくるが、「 そんな事俺に分るか 」 と相手にしない。しまいには何故磁石は引き合ったり反発するのかなんて聞くに決まってる。そんなの分らないし、磁力があるからなんて回答に満足してくれるわけがない。

　さころで以前、紅殻色(べんがらいろ)というのを知らないヨメは 「 ベンガル？ 」 と聞き返したことがある。バッカだねぇと思いながら調べたらこの色はインドのベンガル地方の・・・とあった。まさか紅殻がベンガルの当て字だなんて思ってもみなかった。ボッケ家ではこんなヨメ恐るべしな事が何度もあるのだ。もしかすると本当は博識なヨメが俺をからかってるのかもしれないな、って、う～ん、それはないな。