登り納めの翌々日には登り初め

　登り納めは俺とヨメは別々。俺は中１日で疲労回復的にはちょっとねって感じだけどヨメは中２日。天気が穏やかなので元日に初登り決行、というほど勇ましいものではないけどね。半日クライマーらしくのんびり出発。

「 元日はトラックが居ないね 」

「 そんなことないよ、今日荷物が届く 」

通販で買い物したら１月１日に届けるって出ちゃったんでキャンセルはせず成り行きでポチッ。洗濯用の漂白剤だからそんなに急ぐ必要はないけど元日配達希望となってしまった。





　１本目を登って終了点で作業してる時に予期せぬ出来事がヨメに起きた。指をカラビナで挟んで指先の皮がベロッと剥けてしまったのだ。きっかけは足を滑らせたこと。そんなのは初めてかも。指の腹ではなく横だったとはいえ１０日もしくは２週間くらいクライミングはお休みかな。ヨメはガックリしてたけど「 そんなんで済んで良かったんじゃないの？」と俺は言った。というのも骨折してもおかしくないからだ。骨折なんてしたら元に戻るのは最低３ヶ月はかかる。骨は１ヶ月くらいで治るだろうけどその他色々が元に戻るのに時間がかかる。そんなのに比べたら皮むけなんてずっとマシ。


不幸中の幸い？

　そんなこんなで１回登っただけでおしまい。ちょっと一服して帰宅。この辺りの潔さはユルユル・クライマーならではだ。折角来たんだからという未練は無い。先が短い年齢とはいえ治ってからまた来れば済むという気の長さ。ところでヨメは足を滑らせたけど俺も似たようなことがある。終了点で作業中に身体を安定させようと足を開いた時、足を乗せた岩がズルッと滑り落ちたのだ。幸い誰も怪我はしなかったけどまさかの出来事だった。

かえる岩の『ホロン』の終了点で岩が崩落＠２０１４年