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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

ミスティック・リバー

2004-01-30 | インポート
今年度のアカデミー賞・作品賞にノミネートされた「ミスティック・リバー」観てきました。

観終わってすぐには「難しい~~」という感想・・・で、時間が過ぎていくといろいろ考えてしまう、観て損はない映画です。

ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコン、が演じる3人が、少年の頃に体験した一つの事件。
それをトラウマとして持って成長した3人が、25年後に思わぬ出会いをしてしまうのです。
再会した3人は、それぞれ「友達ではない」という・・・
彼らの心の中の闇に、何が隠されているのか・・・

そして、またまた悲劇が・・・
ハッピーエンドにしなかったクリント・イーストウッド監督の思いは・・・

悲しみや憎み、怒り、そしてそれを乗り越えて生きなけらばならない現実。
やりきれないような深みを感じる映画です。

私は、ジミー役のショーン・ペンが好きです。年齢設定からいくと、ちょっとふけて見えるのですが・・・
心の苦しみを押さえながら、強く生きなけらばならなかった故の表れかな?
背中に入れた黒の十字架のタトゥーが、彼が背負わなけらばならない苦悩を象徴しているようにも見えました。


もう一つ、彼らの妻たちの役割が、非常に興味深く描かれています。
彼女達の思い、生き方が夫の生き方にも大きく影響してるのかな?って思いました。
夫を失うのも、強く生きさせるのも、家庭を守れるのも・・・
3人の主人公の影での彼女達の心・・・
思い出すとすごい!

ストリーを書くと、この感想が、より分かり易いと思いますが、ネタバレをしてしまうと、これから観る方が、おもしろくなくなるので、止めます(笑)

余談ですが・・・チケットを買うとき「ミスティック・リズム」と思わず言ってしまい、あわてて訂正した私・・・ディズニー好きな私ならでした(爆笑)。
(TDSで観られる私の大好きなショーのタイトルなんです)


グェイディオ ナーム

2004-01-30 | インポート
町内の小・中学校の国際理解授業を、何年もの間、お手伝いさせていただいています。
「その国を知る」ために「様々な形」での授業を持ってきましたが、振り返ると、やはり子ども達や、生徒達が喜ぶのは「料理教室」だったようです。
机に向かっての学びより、身体を動かしながら体験をし、おまけに、出来上がったものを食べることができるというのも楽しみのようです。

今日は5年生の子ども達といっしょに「タイ・ラーメン」を作りました。
初めて見る「タイ」の「麺・調味料」に好奇心いっぱいの顔・顔・顔。

麺がお米からできていること、太さもいろいろあること、ラーメンといっても汁が入ってないのもあること・・・
グェイディオ・・とは麺の意味、ナームはもともと水という意味なので、今日のメニューは「汁入りラーメンです」という説明にうなずく子ども達。

レシピを配り、調理手順を説明し、お手本を見てもらって、早速挑戦してもらいました。
1時間後「肉ダンゴ・もやし・ネギ」を入れたラーメンがおいしそうに出来上がりました。
(harusanの部屋の絵日記に写真UP)
もちろん、全員で試食・・・「以外にサッパリ味」と好評でした。
今回は、何人かのお母様方も参加されていて「この材料はどこで買えますか」とか「他のもので代用できますか」「家でも作ってみます」というお話もあり、嬉しく思いました。

このラーメンは、汁に「少々の砂糖」を使うことがポイントで、これが隠し味のようになっておいしいんです。

次回の国際交流授業は2月10日。
午前中は低学年の子どもたちと、午後は高学年の子ども達といっしょです。
可愛い笑顔に会えることを楽しみにしている私です。

人の一生は、重荷を負うて・・・

2004-01-30 | インポート
カナダ人の友人が「骨董市でみつけました。何が書いてあるか、英語に訳してください」と言って、持ってきたのは「掛け軸」でした。

こういうものは「草書体」でサラサラと書かれているものが多いので「読めるかしら?」と心配しながら広げてみました。

黒の織物の生地に、白抜きのくずしたひらがなが書かれています。
でも、「あっ、知ってる。これ有名な言葉だから・・・」と、一応ほっ(苦笑)。

「人の一生は 重荷を負うて 遠き道を行くがごとし いそぐべからず
不自由を常と思えば不足なし 
こころに望みおこらば 困窮したる時を思い出すべし
堪忍は無事長久の基 
いかりは敵とおもえ
勝つことばかり知りて まくることを知らざれば 害 その身にいたる
おのれを責めて 人をせむるな
及ばざるは過ぎたるよりまされり」 

徳川家康公の遺訓です。
なぜ知っていたかというと・・・
主人の実家のトイレの壁に貼ってあったんです(笑)。
結婚した当時から、トイレに入る度に、いやでも目に入ったので、つい読んで覚えてしまったというわけです(爆笑)

でも、これを英訳となると・・・
ダイレクトには難しい!
「こんな気持ちかなぁ~~」「この場合は・・・」と解説しながらも、なかなかピッタリの言葉が見つかりません。

禅の世界か、仏教の世界かの言葉にも通じるようなので、もしかしたら「バイブル」に、この表現と似たような文章があるかもしれないと思い、友人の牧師を訪ねるようにすすめてみましたが・・・

日本人の心、魂、精神・・・
言葉で表現するのは難しいですね!