「陸前高田市立博物館」「西宮市貝類館」に、私の町にある「町立遠藤貝類博物館」ですが、その「遠藤貝類博物館」の学芸員さんのお話を聞いてきました。
阪神大震災のときに、文化財がきちんと保全されず「焼失・水損・廃棄・散逸・盗難」と、多くの貴重なものが失われたそうです。
そこで、東京国立文化財研究所と、全国美術館会議が「文化財レスキュー(被災文化財等救援委員会)」を立ち上げて、北海道十勝沖地震や新潟県中越地震時に文化財レスキューが行われました。
岩手県・陸前高田市の貝の博物館であった「海と貝のミュージアム」は、津波による被害で「全損」の状態、職員も一人亡くなられたそうです。
展示室内の標本や収蔵庫の標本も半数以上が流出し、残ったものも水没・・・、
博物館のサポーターズの方や、町外の方も含め数人のボランティアの方たちといっしょに「2000点」もの貝類のクリーニング、修復復元をされたそうです。
これは、標本の「同定」を行うための「図鑑」や「顕微鏡」がないからです。