初めて、種から蒔いて育てたビオラに、花が咲きました。
その種は、前の年の花からこぼれ落ちたものです。一粒が句点〈。〉や読点〈、〉よりも小さくて、でも〈・・・・・〉この点々くらいはあったかな?いずれにしても、そんなごま粒より小さなものから、ほんとうに芽が出て、いずれ花まで咲くのだろうかと、半信半疑ながら、そのときは「とっても手間がかかることがしたい気分」だったので、チャレンジしてみたのでした。
たくさん蒔いた種のうちから、発芽し、冬の寒さを乗り越え、勝手な時期の間引きや、移植に耐え、現在鉢に残っているのは、7株だけ。一番大きくなったものでも、普通に売られている苗の、3分の1くらいの大きさまでしか育っていないので、花がつくのは、まだまだ先だと思っていました。
「先」と言っても、とっくにビオラの季節にはなっているので、ちっちゃいまま、夏を迎えるのかなあと思ったり。いやいや暖かい日が何日も続けば、あっという間に大きくなるんじゃない、と思ったり・・・。「小さいままで、花が咲く」というのは、考えてもみませんでした。
今のところ、咲いているのはたったひとつだけですが。それでもなんか、大きなことを成し遂げたみたいな、自分がとっても立派なことをしたみたいな、そんな気持ちになってきます。
咲いたのは、花なのにね。