あさっては「母の日」ですね。
私も母となってこの夏で10年になりますが、気持ちはいつまでも新米で、なかなか
ちゃんとした「おかあさん」にはなりきれていない気がします。
そんな私にでも、「ママ、大好き」と手放しで、100%の気持ちで、そう言ってくれる人の
存在は大きいです。私自身は、素直に気持ちをぶつけられる子どもではなかったので、
今そう言ってくれる、娘を前にして、戸惑うような身にあまるような、くすぐったい気持ちを
感じています。
母の日を前にして、私も何か、お母さんが印象的な本を紹介したいなあと思っていました。
幾つか思い浮かんだのですが、結局この本を選びました。
『いえでだ ブヒブヒ』
柳生まちこ 作
こぶたの ブウと、トンと、ヤンは、
タオルを とりっこして、
おかあさんに おこられました。
お話が始まってすぐに、前置きも説明もなしでいきなり、こぶたの3兄弟はタオルを
とりっこして、おかあさんに怒られちゃうんです。にんじんを残し、おもちゃを片付けず、
また小突き合い・・・。
しまいには、おかあさんの堪忍袋の緒が切れて、どこへでもいきなさい! と一括されます。
3人揃えば、こわいものなし。しょんぼりしたのも束の間、3人はいそいそといえでを
します。こんな歌を歌いながら。
ここの うちとは おわかれだ
よその おうちの こになろう
いえでだ、ブヒブヒ
いえでだ、ブヒブヒ
うさぎさん親子の家、わにさん夫婦の家、子沢山のカラスさんの家、色々行ってみたけれど、
どうもしっくりいきません。今度は野宿を考えて、勇んで、シーツでテントのうちを作りますが、
楽しかったのは最初だけ。だんだん日が暮れてきて、つまらない気持ちが増してきます。
ヤンがとうとう泣き出してしまったとき、遠くからおかあさんの声が聞こえました。そうして、
こぶたくんたちの「短い家出旅行」も終わります。
おかあさんの声が聞こえて、3人が家に帰る場面は、ほんとうにいじらしくてかわいらしいんです。
こぶんたくんたちは ぱっと とびおきると、
はしって はしって
はしって はしって
おかあさんの まっている うちへ かえりまーす。
ただ「走る」んじゃなくって、「はしって×4」のところに、こぶたくんたちのおかあさんへの
気持ちが表われています。うちへ「帰ります」ではなくって、「かえりまーす」の伸ばし棒の
ところに嬉しさがにじみでてますよね。
なにがあっても、やっぱり、やっぱり、みんなおかあさんのそばがいいんです。
小さい頃は、いっつも、何するのも「見てて」「ママ、見てて」です。取り合いも、好き嫌いも、
けんかも、お母さんが居るところで、見ているのがわかるところでするから、楽しいんですね。
だから。ああ、うっとおしい、静かにして、たまにはどっかいっちゃって。そう思っている時が、
実は母としてのピーク時なのかも、と思うこの頃です。
この本は、見開きに地図が描かれています。それを見ると、こぶたくんたちの「家での足跡」が
よくわかります。娘がまだ保育園へ通っていた頃、寝る前にこの本を読むと、読み終わった後、
必ず地図を見ていました。昨日も見たからもういいんじゃない、と言いたいのをこらえて、
毎晩それにつきあって一緒に地図を辿ったこと思い出しました。懐かしいです♪♪♪
私も母となってこの夏で10年になりますが、気持ちはいつまでも新米で、なかなか
ちゃんとした「おかあさん」にはなりきれていない気がします。
そんな私にでも、「ママ、大好き」と手放しで、100%の気持ちで、そう言ってくれる人の
存在は大きいです。私自身は、素直に気持ちをぶつけられる子どもではなかったので、
今そう言ってくれる、娘を前にして、戸惑うような身にあまるような、くすぐったい気持ちを
感じています。
母の日を前にして、私も何か、お母さんが印象的な本を紹介したいなあと思っていました。
幾つか思い浮かんだのですが、結局この本を選びました。
『いえでだ ブヒブヒ』
柳生まちこ 作
こぶたの ブウと、トンと、ヤンは、
タオルを とりっこして、
おかあさんに おこられました。
お話が始まってすぐに、前置きも説明もなしでいきなり、こぶたの3兄弟はタオルを
とりっこして、おかあさんに怒られちゃうんです。にんじんを残し、おもちゃを片付けず、
また小突き合い・・・。
しまいには、おかあさんの堪忍袋の緒が切れて、どこへでもいきなさい! と一括されます。
3人揃えば、こわいものなし。しょんぼりしたのも束の間、3人はいそいそといえでを
します。こんな歌を歌いながら。
ここの うちとは おわかれだ
よその おうちの こになろう
いえでだ、ブヒブヒ
いえでだ、ブヒブヒ
うさぎさん親子の家、わにさん夫婦の家、子沢山のカラスさんの家、色々行ってみたけれど、
どうもしっくりいきません。今度は野宿を考えて、勇んで、シーツでテントのうちを作りますが、
楽しかったのは最初だけ。だんだん日が暮れてきて、つまらない気持ちが増してきます。
ヤンがとうとう泣き出してしまったとき、遠くからおかあさんの声が聞こえました。そうして、
こぶたくんたちの「短い家出旅行」も終わります。
おかあさんの声が聞こえて、3人が家に帰る場面は、ほんとうにいじらしくてかわいらしいんです。
こぶんたくんたちは ぱっと とびおきると、
はしって はしって
はしって はしって
おかあさんの まっている うちへ かえりまーす。
ただ「走る」んじゃなくって、「はしって×4」のところに、こぶたくんたちのおかあさんへの
気持ちが表われています。うちへ「帰ります」ではなくって、「かえりまーす」の伸ばし棒の
ところに嬉しさがにじみでてますよね。
なにがあっても、やっぱり、やっぱり、みんなおかあさんのそばがいいんです。
小さい頃は、いっつも、何するのも「見てて」「ママ、見てて」です。取り合いも、好き嫌いも、
けんかも、お母さんが居るところで、見ているのがわかるところでするから、楽しいんですね。
だから。ああ、うっとおしい、静かにして、たまにはどっかいっちゃって。そう思っている時が、
実は母としてのピーク時なのかも、と思うこの頃です。
この本は、見開きに地図が描かれています。それを見ると、こぶたくんたちの「家での足跡」が
よくわかります。娘がまだ保育園へ通っていた頃、寝る前にこの本を読むと、読み終わった後、
必ず地図を見ていました。昨日も見たからもういいんじゃない、と言いたいのをこらえて、
毎晩それにつきあって一緒に地図を辿ったこと思い出しました。懐かしいです♪♪♪