「児童会でフルート演奏してください。」と言う、上司の先生の一言で、お誕生会でフルートをふくことになりました。
会議でのこと、「ギターが何か演奏できる先生がいらしたら、一緒にお願いしたいのですが…どなたか、楽器演奏できる方いらっしゃいませんか?」
「・・・・。」
ソロです。
「何を演奏される予定ですか?」
「えっと、アニソンとか、ジブリとかかな?」まだ考えてなかった。
「みんなが知っている曲がいいよねぇ。」
その後の私の先生に相談すると「ソロ曲ねぇ。シリンクスとか、雌山羊の踊りなんかどう?」
「小学生に難しくないですか?誰も知らないし。」
「大丈夫、お話をしてあげるといいよ。」
数日後、児童会で「先生!フルートにあわせてダンスしたい。」と3年生の女の子。ダンスでも習ってるのかな?
「いいですよ。で、どんな曲踊りたいの?」
「先生は、どんな曲するの?」
「トトロとか、ジブリとか、ポケモンとか、考えてるんだけど。」
「えー!そんな曲いやや。かっこいい曲がいい。」
「かっこいい曲って、どんなの?教えてよ。それにするから。」
次の勤務日。
「花より男子の曲にしたからね。」とすれ違いざま言うと、遊びに行ってしまった。
そうか、花より男子か。家に帰って調べたら花より男子って、いろいろな曲があって、どれのことかわからない。
また次の2日後の勤務日。
「花より男子の曲ってどれのこと?」
「嵐のな。ウォウ、ウォウ~♪って曲や。」また行ってしまう。
まいったなぁ、こっちも担当の子どもを追いかけて、忙しすぎて聞けない。
また、翌週。
「先生、嵐のやで、わかってんの。」行こうとするのをやっと捕まえた。
「ちょっとまって、嵐の曲一生懸命さがしたんやけど、わからへんかったわ。なんていう曲?題名だけ教えてくれたら、探してくるから」
「だって、わからへんもん。」
「誰か知っている人いるでしょう。歌って教えてもらってきて。」
「わかった。」
数分後、「T先生が知ってた。わかったで。嵐のな、Love so sweetやで、覚えといてや。」
「わかった、Love so sweeやね。よかった。これで探してくるわ。リズムも、伴奏も無しで歌のところだけやからね。」
「うん、ええで。ちゃんと、覚えといてや。」
「わかりました。」
ああ、よかった。これで安心。
ところが、友人に聞いたら、「花より男子って、Love one,っていうのがテーマ曲って書いてあるよ。」
「間違えてるのかな?」
「ちょっと待って、娘にきいてくるわ。」
「映画版とテレビ版があって、違う曲らしいわ。それは家にはないわ。」
「ネットで調べるわ、ありがとう。」
息子に曲をダウンロードしてもらうと、「Love oneと違うの?」
「テレビ版と映画版、曲が違うらしいわ。」
「ほんとや、あった、あった。」
「ありがとう。」
楽譜もネットで調べたら、ありました。315円で楽譜を購入。最近はとっても便利ですねぇ。
しかし、これを突き止めるまでに2週間、
有名な曲でよかった・・・って、ちょっとコミュニケーションにお互い問題あり。これから、教育、共育が必要です。
雌山羊と、シリンクスと、Love so sweet なんかすごい組合わせ。
よろこんでくれるかなぁ?・・・落ち着いて聞いてくれるか、ちょっと心配。
山羊と牧神の絵とか用意しようかな。1年生はかっこいい曲違いで、ポニョも用意しておこうかな。
喜んでくれるようにしなくちゃ。楽しんで演奏しよう。