出だしで豊川悦司が殿様の側室を刺し殺す場面から、これまでの藤沢周平作品の映画化では強く出ていなかった凄惨さが印象づけられ、クライマックスの長い立ち回りも、「乱心」呼ばわりされるのは単なるレッテル貼りではなく、本当に物狂いがかってきている。
迫力はあるけれど、詩情や風景美といった魅力は薄い。というより、初めから狙いが違う。
なぜ側室を殺したのに処分がバカに軽いのか、という謎解きが立ち回りの間に回想シーンの形で描かれるのは盛り上がりを削ぐ感じ。他、過去のシーンなのか現在のシーンなのか、混乱するところあり。
出だしの能の場面が、それから展開する内容を象徴しているような気がするのだが、よくわからず。「影武者」の能の場面の意味も見ているときはわからず、後になって解説されてふーんと思った程度なので。
(☆☆☆★)
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必死剣鳥刺し - goo 映画
迫力はあるけれど、詩情や風景美といった魅力は薄い。というより、初めから狙いが違う。
なぜ側室を殺したのに処分がバカに軽いのか、という謎解きが立ち回りの間に回想シーンの形で描かれるのは盛り上がりを削ぐ感じ。他、過去のシーンなのか現在のシーンなのか、混乱するところあり。
出だしの能の場面が、それから展開する内容を象徴しているような気がするのだが、よくわからず。「影武者」の能の場面の意味も見ているときはわからず、後になって解説されてふーんと思った程度なので。
(☆☆☆★)
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