今回は予告編で繰り返されたようにニューヨークの街が氷詰めになるというのが趣向なのだが、地面から上向きに鋭く尖った氷がにょきにょき突き出てきて人に刺さりそうになって、しかし刺さらないのは残酷描写を避けるためでもあるだろう。
ゴーストを縛るのに使われるおなじみのビームが凍るというのは落語で声が凍るみたいなホラ話のタッチ。
ナディーム役のクメイル・ナンジアニはパキスタンのムスリム家庭の出身。
多様性に配慮している感じ。
今回は前作の監督から製作総指揮にまわったジェイソン・ライトマンは初めのうち父親のアイヴァン(前作が遺作になったのでエンドタイトル前に献辞が出る)のレジェンドになったこのシリーズを避けるような社会派的作風だったが、収まるところに収まった。
一番若いマッケナ・グレイスが「ゴーストバスターズ」の前作「アフターライフ」(2021)とあまり変わってなくて、14歳と17歳って一番変わる時期ではないかなと思ったが、身長154cmと小柄なせいもあるだろう。よく見るとやはり変わっているみたい。
ニューヨーク市長役がどこかで見た覚えがあると思ったら、ウィリアム・アザートン。「ダイ・ハード」とその続編のイヤミなテレビレポーター