prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」

2018年12月21日 | 映画
キーイメージである白い布をすっぽりかぶった古典的な幽霊の姿はちょっと可愛くしたらオバQみたいなマンガチックなものになるだろう。
時間も空間も自由に飛躍する構成など、突飛な連想かもしれないが、なんだか手塚治虫みたいとちらっと思った。

言葉に頼らず、映像と音楽と音で構成していく野心的な作り。

角が丸くなったようなスタンダードサイズというのは珍しいのでは。IMDbで調べてみたが特にtechnical specsが載っていないので、どんなカメラを使ったのかとか正式のスクリーン・サイズはわからず。
なお、「千と千尋の神隠し」も影響を与えたとIMDbにあり。「カオナシ」ですね。もっと遡れば諸星大二郎の「不安の立像」。

製作費はなんと10万ドル。日本でいうと「カメラを回すな」くらいの感じの低予算。
オープニングのウィークエンドで製作費分は稼いでしまった。アメリカ国内で今のところ150万ドルは大した数字ではないが、率はいい。
主演のケイシー・アフレックもルー二ー・マーラもギャラの安い俳優ではなかろうに、どうなっているのだろう。

「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」 - 公式ホームページ

「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」 - 映画.com



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