prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「犯罪都市 PUNISHMENT」

2024年10月05日 | 映画
フィリピンに韓国から連れていった若いIT技術者を監禁しリモートでカジノをさせるのだが、これを日本にあてはめると若者を外国に置いて金のある高齢者に電話をかけさせるということになるだろう。
実際に韓国であった犯罪の手口を取り入れたそうだが、日本の特殊詐欺みたいなのは韓国にはないのだろうか。息子のふりをして母親に金を出させるというのは母子の縁が濃いだろう韓国にはありそうだが。

マ・ドンソクのぶっとい腕から繰り出されるパンチに悪者たちが消し飛ぶのが愉快痛快。ドンソクがずんぐりした体型で、周囲の刑事より背が低いのが逆にバランスがとれている。

ドンソク扮するマ・ソクト刑事は飛行機のファーストクラスまで犯人を追っていくのだが、もとより敵が二人だから有利なのをナイフを空港のボディチェックで取り上げられているのを調理場で手に入れるという段取りにして、あたまから一方的な力関係にしないよう工夫している。

マ・ソクトはおよそデジタルという柄ではないが脇に女性刑事でデジタルに強いキャラクターを置いて、それも彩りという扱いではないのがこれまた行き届いたところ。






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