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神姫バス・城周辺観光ループバス~姫路城へのアクセスなどに活用できる100円バス

2008-10-08 | バス[近畿]

先日「MAKIKYUのページ」では、今や希少な存在となったJR西日本の0系新幹線と、キハ181系気動車に関して取り上げましたが、時刻表を熟読されている方などは、現行ダイヤでは前者が用いられる下り「こだま」号から、姫路で後者が用いられる下り「はまかぜ」号への乗り継ぎは、結構な時間が空いている事に気付かれた方も居られるかと思います。

この姫路での1時間半強の乗り継ぎ時間(実際は山陽本線人身事故発生の影響で「はまかぜ」号が大幅に遅れ、2時間程度にまでなったのですが…)では、MAKIKYUは一旦姫路駅で途中下車して街中を動き回っていたのですが、その際姫路駅前で見かけて乗車したバスの一つが、神姫バスが運行する城周辺観光ループバスで、このバスは毎日(冬季は土・日・祝日のみ)9時~17時頃までの間、30分間隔で運行しています。

運行ルートは姫路駅を基点に、姫路城周辺をラケット状に循環し、約20分程で姫路駅へ戻る形態となっていますが、使用車両もオレンジを基調とした神姫バスの一般路線車とは大きく様相が異なり、「お姫様」と名乗る可愛らしいボンネットのレトロ調バスを用いています。

このバスは日本の古城の中では、極めて大きい部類に入る姫路城の周囲をぐるりと回るルート設定となっていますので、このバスを活用する事で、単に姫路駅から徒歩などで姫路城にアクセスするのとは異なり、城の周囲を一望してからアクセスするといった使い方も出来ますし、NicoPa(神姫バス独自のICカード乗車券)やICOCAなどは利用できないものの、1回乗車100円という格安運賃で乗車でき、専用の一日乗車券(300円)も発売されているのは嬉しい限りです。

ただ専用の一日乗車券は、運行本数の限られる「城周辺観光ループバス」のみの通用で、姫路城周辺など、市内を多数走り回る神姫バスの一般路線では通用しない事は難点と言えます。

また姫路駅周辺は100円運賃区間となっており、このバスの運行区間も一部が含まれますが、姫路城周辺でも神姫バス一般路線は100円運賃区間から外れている停留所(姫山公園南など)があり、この様な停留所から姫路駅まで一般路線を利用した場合は、170円(通常の初乗り運賃・こちらはNicoPaやICOCAが通用します)を要するので要注意です。